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茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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花粉症もぜんそくも怖くない!?アレルギー体質改善大作戦(7)

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  1. 心と体・医療健康
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(続き)・・具体的な入浴方法としては、38〜39℃の温めの湯に半身浴で10〜20分間、ゆったりと浸かることが有効です。熱い湯が好みの人は、上がる直前に41℃くらいまで加温してもよいでしょう。冬場や朝方などに手足が冷えるという人は、洗面器に43℃くらいの熱めのお湯を張り、足湯や手湯を10~20分間するとなお効果が上がります。半身浴でも足湯・手湯でも、お湯に天然塩やショウガの絞り汁などを加えると、保温効果が一層高まります。

応用編として「ラドン浴」もお勧めです。ラドン浴では、ラジウムなどの放射性元素を含んだ鉱石から出るラドンガスを吸入したり、放出される微量のガンマ線を浴びることによって、免疫機能が向上したり動脈硬化が抑制されるといった、健康上の好ましい効果(ホルミシス効果)を得ることが可能です。これは病院や原発などの高レベルの放射線とは異なり微量の放射線なので安全性が高く、アレルギー疾患の予防や治療にも一定の効能が期待されます。

また適度な運動をすることで全身の筋肉が鍛えられ、それに伴って代謝が活発になり自然と体温は上昇します。特にウォーキングなどの有酸素運動は心肺能力も向上させるため、特にぜんそくの方には有効です。また運動することによってストレス発散につながり、食欲を増進させる効果も見逃せません。ただ運動する種目や強度には工夫と注意が必要です。例えば寒い季節の外でのランニングなどは、寒冷刺激と疲労のために、ぜんそくなどの発作を誘発しかねません。

その点、水泳は室温と水温の管理がなされている上に、プールサイドには適度な湿度があるために安全性と有効性の高い運動種目の一つとしてお勧めです。水圧が掛かるために腹筋が鍛えられ、息継ぎをすることにより呼吸筋も鍛えられます。また水の浮力のおかげで腰痛や膝の痛みのある方でも安心です。ただ泳ぎが苦手とか水が怖いという方の場合は、無理に泳ぐ必要はありません。「水中ウォーキング」だけでも一定の効果はありますので、ぜひ水泳を生活の中に取り入れると良いでしょう。

呼吸法もまた重要です。ぜんそく発作が起こると呼吸が上手くいかなくなって息苦しくなりますが、そのとき「腹式呼吸」によって横隔膜の上下運動を利用すると、かなり楽に呼吸することが可能になります。現代人、特に女性は胸式呼吸をする人が多いため、過換気症候群や低酸素症に陥る人が後を絶ちませんが、腹式呼吸をマスターすることによって呼吸筋、自律神経ともに調整されるため、ぜんそくに限らず疾病予防や健康増進に寄与すると考えられます。

腹式呼吸では、横隔膜を押し上げて肺を収縮させるようなイメージで、腹をへこませながら息を吐きます。充分息を吐いた後に、今度は横隔膜を押し下げて肺を拡張させるようなイメージで、腹を膨らませながら息を吸います。お腹に手を当て、その動きを確かめながら行なうと分かりやすいのですが、慣れないうちは仰向けに寝た状態で練習すると、早く上達します。仰向けの状態では、呼気時にお腹がへこみ、吸気時にお腹が膨らむのがよく分かるからです・・(続く)

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