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茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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井元 雄一
(カイロプラクター 博士(健康科学))

閲覧数順 2016年12月03日更新

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米国生まれの点滴「マイヤーズカクテル」・・にんにく注射を上回る効果!?

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(続き)・・「点滴」という治療手段は、必要な薬剤や栄養素を体内に直接注入することで、迅速かつ確実な治療効果をもたらしますが、それだけに一定の危険性もあり、充分に注意して行なう必要があります。

例えばガン患者に対して抗がん剤を点滴で投与する場合、ガンを殺傷する薬剤を直接血管内に入れますが、一般に内服に比べて高い効果が見込める反面、副作用が強めに出る傾向があります。また血管外に漏出した場合には、組織の壊死や炎症など、重篤な有害事象が生じかねません。

抗がん剤のような強い薬に比べて、ビタミン剤などの栄養素に関しては注射や点滴の安全性が高く、血管外に漏出してもさほど深刻な事態には至りません。とはいえ栄養素ならではの注意が必要です。例えば点滴中の栄養素の濃度が高過ぎると、血管痛や血圧上昇、動悸、浮腫などの有害事象が生じる場合があります。

ビタミンなど栄養素の注射や点滴は、その有効性が高いことと気軽に実施できることなどが受けて、取り組む病院やクリニックが増えてきています。ところが定められたルールを守らずに、自己流で注射や点滴を行なうクリニックが後を絶ちません。

 

栄養素の注射や点滴を安全に行ない、なおかつ医学的な有効性を向上させようとの目的で5年前に発足したのが「点滴療法研究会」です。会長は元杏林大学教授で、日本に於ける高濃度ビタミンC点滴療法の草分け的存在である柳澤厚生氏です。

点滴療法研究会では、会員である300名近くの医師に対し、安全かつ有効性の高い点滴療法に関する研究や臨床知見に関する情報提供や啓蒙活動を行ない、同時に一般の方々に対し、点滴療法に取り組んでいるクリニックに関する情報を提供しています。

同研究会で推奨し、海外の医療機関とともに研究が進められている点滴療法の例としては、高濃度ビタミンC点滴、キレーション療法、グルタチオン点滴、アルファリポ酸点滴などがあります。

これらの点滴療法は、各種ガンや自己免疫疾患、重金属中毒、アレルギー、動脈硬化性疾患、神経変性疾患、あるいは原因不明の体調不良などに対して幅広く応用され、全体的に素晴らしい臨床的成果を挙げています。

 

これらの点滴の中で、多くの疾患や体調不良などに対して同研究会が大いに推奨しているものの一つに「マイヤーズカクテル」があります。マイヤーズカクテルはビタミンB群各種やビタミンC、それにマグネシウムやカルシウムなどのミネラルを含み、20分前後かけて行なわれる約100mlの点滴です。

マイヤーズカクテルは約50年前に、米国メリーランド州の開業医マイヤーズが考案した点滴で、全米各地の病院やクリニックで研究と臨床応用が重ねられ、マイヤーズカクテルと名付けられました。今や米国の自然医療に於ける定番の点滴療法となっています。

 

マイヤーズカクテルは各種ビタミンとミネラルから構成されるシンプルな点滴ですが、実に幅広い疾患や体調不良に対して効果が認められます。主だったものだけを挙げても、気管支喘息、偏頭痛発作、全身倦怠感、線維筋痛症、アレルギー性鼻炎、心不全、蕁麻疹、甲状腺機能亢進症、生理不順、耳鳴り、と続きます。これらはほんの一部に過ぎず、一般的な薬物療法で改善しなかった病気や体調不良の多くに効果がみられています。

蒲田よしのクリニックに於いても、これまで延べ100名以上の方々にマイヤーズカクテルを施行し、慢性疲労や肩凝り、頭痛、めまい、嘔気、喘息、アトピー、不整脈、蕁麻疹、ひどい筋肉痛などが明らかに改善しました。人によっては即効性も認められ、中には点滴している最中に「体が軽くなった」とか「頭痛が軽減した」という方も少なくありません。

 

今まさに流行している花粉症に対してもマイヤーズカクテルがかなり有効です。点滴中に「鼻水が止まった」「鼻の通りが良くなった」あるいは「目の痒みが止まりパッチリしてきた」などと、迅速な効果を実感する方も多いのです。

花粉症は前述のごとく2月から4月いっぱいまで続く長丁場のため、日常的には抗アレルギー剤の内服やラドン浴、プラセンタ注射などを定期的に行ない、症状が現れた時や花粉が多量に飛散している日にマイヤーズカクテルを行なう、という具合に使い分けをしている方も見受けられます。

 

それではこのマイヤーズカクテルは、なぜ効果が高いのでしょうか。一見して「にんにく注射」などとあまり変わらないようなレシピですが、蒲田よしのクリニックに於ける臨床経験からは、にんにく注射よりもマイヤーズカクテルの方が平均的な効果の点では明らかに上回っています。

マイヤーズカクテルの特徴の一つとして、「マグネシウム」が含まれているという点が挙げられます。マグネシウムの作用の一つとして、血管を拡げて血流を促進する、ということがありますが、マグネシウムを注入することで体が温まり、血液の流れが改善するのです。実際に「点滴していると体が温まり楽になる」という方が少なくありません。

ビタミンの「配合比」も理想的と言われています。ビタミンやミネラルは単独でなく互いに協調しながら作用しているため、その比率が極めて重要です。その点マイヤーズカクテルは研究に研究を重ねられ、理想的な配合比に近づいているのです。また点滴療法研究会では、オリジナルのレシピから日本人の体質に合った配分へと若干修正しました。

 

慢性的な病気や体調不良に効果のある点滴はマイヤーズカクテルだけではありません。ガンのような難しい病気に対してもたいへん有効な点滴療法が存在するのです・・(続く)

 

蒲田よしのクリニック(内科)
吉野 真人
〒144-0052 東京都大田区蒲田5-27-10 蒲田TKビル1階
Tel : 03-6424-7071 FAX : 03-6424-7072
http://www.kamata-yoshino-clinic.com/ (公式HP)
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