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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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これでお肌もバッチリ!?真冬の寒さ&乾燥対策マニュアル(4)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・それでは寒く乾燥した冬を健康に元気に乗り切るためには、どのような体調管理をすればよいのでしょうか。インフルエンザや風邪にかかりにくい体にし、脳卒中や心筋梗塞のような重大な病気を予防し、また冷え症や乾燥肌、冬季うつ病などから身を守るための体調管理としては、体温を上げることと、身体の細胞をみずみずしい状態にすることが特に重要なポイントとなります。
 
実は多くの現代人の身体は冬に限らず、とても「冷えて乾燥」しているのです。どういうことかというと、若い人を中心に35℃台の低体温の方が増加しています。体温が低いと免疫力が大幅に低下し、風邪やインフルエンザにかかり易くなるだけでなく、ガンの発症率も上がります。また各種酵素の働きが鈍くなり、代謝が低下します。そのために実に様々な病気にかかりやすくなります。
 
身体が乾燥しているというのは、正確には個々の「細胞」が乾燥しているのです。体内に水はたっぷりあるのですが、それが胃腸や皮下組織、関節周囲などに滞留し、肝心な細胞内にはむしろ水が足りない状態となっています。つまり細胞内液が不足し細胞外液が過剰な状態です。そのために細胞が充分に機能を果たせず、一方で浮腫みや冷え、関節痛など様々な体調不良に悩まされることになります。
 
水はもともと身体を冷やす作用があります。雨に濡れると寒く感じるのはそのためです。細胞内で活用されずに身体の各所に留まった水は身体を冷やし、低体温を通して様々な健康上の問題を引き起こします。細胞は水を要求し、細胞外の組織は余った水の処理に手を焼いているという構図です。浮腫みや冷え、下痢、咳や痰に見舞われる一方で盛んにノドが渇く、といった状態になるのです。
 
このような状態は漢方では古来、「水毒」といわれています。すなわち余計な水が身体を冷やし、毒となって悪さをする状態です。現代は若者も含めて、水毒に見舞われる方がとても増えていますが、気候の厳しい夏と冬に特に目立つ印象があります。夏は猛暑と冷房、冷たい飲料の影響があり、一方で冬には上述の寒さと乾燥、それに身体を動かさなくなることなどが関係しています。
 
水毒に陥ると、様々な病気や体調不良に見舞われやすくなります。倦怠感、胃腸のもたれ、下痢、吐き気、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、高血圧、呼吸苦、痰、鼻水、浮腫、下肢静脈瘤、関節痛、乾燥肌、くすみ、流涙、緑内障など、枚挙にいとまがありません。また糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などの重大な病気にかかる率も軒並み高くなってしまいます。
 
人間の健康にとって水は欠かせないもので、水や水分を飲むことは大切なのですが、その水を体内でうまく処理できないと、このような水毒の状態に陥ってしまいます。水毒になる人に共通している点は、低体温であることと、腎臓の働きが充分でないということが挙げられます。つまり身体が冷えていて、腎臓の水を処理する力が衰えていては、水をいくら飲んでもみずみずしい身体にはなれないのです・・(続く)

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