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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月22日更新

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これでお肌もバッチリ!?真冬の寒さ&乾燥対策マニュアル(7)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・次に身体を暖めて余分な水分を排出するには「お風呂」がたいへん重要です。最近、若い人を中心にお風呂に入らずシャワーだけ浴びて済ませてしまう人が目立ちますが、シャワーだけではかえって身体が冷えてしまいます。身体を芯から温めるには、湯ぶねにゆっくりとつかるのが一番です。古来、日本人の健康とお風呂とは、切っても切れない関係にあるのです。
 
お風呂の入り方でお勧めなのが「ぬるめの半身浴」です。温度は38℃前後がベストです。これに10~20分間、ゆっくりと浸かりましょう。半身浴にすることによって心臓への負担を減らすことができ、血圧の高い方や高齢者にも安心です。またぬるめの湯にゆっくり浸かることによって、腎臓を含む下半身を中心に、身体の芯からじっくりと温めることが可能です。
 
腎臓を温めることで腎血流量が増し、利尿効果が高まります。じっくりと温めると驚くほど尿がたくさん出て、浮腫みが取れることがあります。また筋肉などの血流量も増し、肩凝りや腰痛などが改善するだけでなく、体温が上昇して冷え症などが軽減することも期待されます。またお湯の水圧によって浮腫や下肢静脈瘤が改善する効果も認められています。
 
お風呂は肌の健康にも大切です。入浴によって身体が温まると、全身の毛穴にある皮脂腺から皮脂が分泌され、皮膚表面の汚れを洗い去ってくれます。また汗腺から分泌される汗と混じって皮脂膜を形成し、これが水分の喪失を防いで肌にうるおいをもたらします。従って肌の手入れとして保湿剤などを塗る前に、お風呂にゆっくり浸かることがたいへん有効です。
 
入浴の効果を倍増させるための方法として、お湯の中に天然の塩を一つかみ入れる「塩風呂」があります。もともと天然の塩には保温作用と発汗作用があるため、これによって温泉にでも入ったように身体が温まり、体温の向上や利尿作用も認められます。またショウガを摩り下ろして布袋に入れ、湯ぶねに浸けた「ショウガ風呂」も、保温効果と利尿効果に優れています。
 
半身浴を補強する入浴方法としては「手浴」と「足浴」があります。洗面器に43~44℃くらいのやや熱めの湯を張り、手首や足首から先を10~15分間浸ける方法です。これによって足や手の冷えが軽減するだけでなく、全身の血流が改善して体温が温まり、腎血流量が増えて利尿効果も期待できます。また岩盤浴や陶板浴、ラドン浴も同様かそれ以上の効果が期待できます。
 
寒く乾燥した冬は服装にも一工夫したいものです。身体の冷えの中でも腹部や骨盤廻りの冷えは特に厄介で、様々な病気や体調不良に結びつきます。それを防ぐには「腹巻き」が最も有効です。昔は雷が鳴って気温が下がると、母親があわてて子供に腹巻きを着けさせたものでした。腹部の冷えを防ぎ腎機能を維持する意味からも、腹巻きをもっと活用しましょう。
 
また下半身を温める目的で、ズボン下やスパッツ、膝かけなども活用するとよいでしょう。冷え症の方は靴下の二枚重ねも有効です。このような服装の工夫により身体の保温を強化することで室内暖房の負担を軽減することが出来るため、燃料費の節約や室内環境の改善、さらには地球環境の保全にも寄与します・・(続く)

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