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茅野 分
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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これでお肌もバッチリ!?真冬の寒さ&乾燥対策マニュアル(1)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

毎年冬の寒い時期になると、インフルエンザや感冒、感染性腸炎などが流行し、年によっては各地で学級閉鎖などが相次ぐことがあります。これはインフルエンザなどのウイルスが寒冷と乾燥を好み、また人体が寒冷によって抵抗力が低下しがちなこと、それに屋内に長時間留まることによって、同室者間での感染の機会が増えることなどが要因として挙げられます。
 
また脳卒中や心筋梗塞など、本来は通年でみられる類の病気に関しても、寒い冬季には他の季節よりも発生率が高くなりがちです。これは冬季には寒さをしのぐためやイベントが多い等の事情から、どうしても高カロリーかつ高塩分の食事となってしまう上に、寒冷が刺激となって血管が収縮し、そのために脳血管や心臓の冠動脈などにトラブルを発生させやすいことなどがその理由として考えられます。
 
一方で冬は肌のトラブルを起こしやすい季節とされます。しもやけや赤ぎれなどはもとより、肌の極度の乾燥に悩まされたり、アトピーが悪化したりといった各種のトラブルが冬季に多発しています。これは寒冷そのものによる皮膚への刺激と、乾燥による皮膚からの水分の喪失が主な要因です。それに加えて不適切な処置や体調不良、化粧品類の過剰な使用による皮膚状態の悪化も要因となり得ます。
 
さらに冬は「冬季うつ病」といわれるように、メンタル面でも不安定となりがちなことが指摘されます。すなわち冬には太陽の出ている時間が短く夜が長いため、どうしても気持ちがふさぎがちになること、寒さのために室内に閉じこもる傾向があり、ストレス発散の機会が少ないことなどが理由として挙げられます。また忘年会や正月などのイベントが多く、体調を崩しやすいことも理由として無視できません。
 
そのように体調面で何かと問題の生じやすい冬ですが、その要因としては寒さと乾燥、それにイベントの多さなどが指摘できそうです。少しでも冬を快適に、健康的に過ごすためには、これらの要因を軽減するか、もしくはこれらと上手く付き合うような工夫が必要になりますが、具体的にはどのような工夫をすればよいのでしょうか。それにはまず「冬」という気候をよく理解することが何より大切です。
 
寒さは当然のこととして、冬にはなぜ乾燥するのでしょうか。それを考える上でキーワードとなるものに「西高東低」の気圧配置があります。冬になると天気予報では、いやというほどこの西高東低という用語が登場します。これは日本の西に位置するシベリアや中国大陸に高気圧、東に位置するオホーツク海や太平洋上に低気圧がそれぞれ居座り、継続的に北西の季節風が吹くことを意味します。
 
これは比熱の影響で、より冷える大陸に高気圧、相対的に暖かい洋上に低気圧が発生し、高気圧から低気圧に向かって風が吹きますが、そのさい地球の自転の影響を受けて北西の季節風となります。天気予報で等高線が縦に密に走ると季節風が強く吹き、寒波や大雪に見舞われることがあるのは、そうした冬季独特の気候上のメカニズムがはたらくためです・・(続く)

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