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閲覧数順 2016年12月04日更新

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時間的分散のススメ

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 私は以前から分散投資については当然のように提案してきたのですが、中でも時間的分散について強く提案してきました。ポートフォリオを考えてみるのも大事なのですが、時間を分散させることで得られる利益が非常に多いことはすでに頭の中では分かっている方もいらっしゃると思いますが、実感した方はまだまだ少ないのではと思います。

そこで、今回はこの2~3年の間での私が対応したご相談者の実例をご紹介します。

Aさんは300万円を投資信託にて投資したいと申し出てきました。まだリーマンショック前ではありましたが、300万円以外の資金が少ないことや、目標とするライフイベントがずっと先だったこともあり、その300万円でMMFを買い、30万円づつ売却しながら毎月5万円づつ投資信託を買い付けることを提案しました。(ここでは銘柄は日本株Fと新興国株F×2、日本債券Fとアジア債券Fとまでにしておきます。)

当初勢いよく上昇したので、相談者から本当にこの金額で殖えるのかと疑問の声も出たが、そのまま維持してもらいました。しかし、相談者は忠告を無視して別の日本株Fを50万円分、新興国株Fを50万円分買い付けました。するとご承知のとおりリーマンショックで大きく株価が下落し、すべての価格が暴落しました。相談者は何度も売却した方がいいのでは?と繰り返し尋ねられましたが、売却したければすればいい。しかし、目標には限りなく遠のくでしょう。と申し上げ、そのまま維持することを提案しつづけました。ようやく底値をつけたが見事にほぼ半減となり、相談者は自己責任だから仕方がないと言い、私に対して後ろめたさがあったようにも見えました。しかし、私は今が世界の市場が大安売り・大バーゲンセールを行っているのと同じことなのになぜ落ち込むのか?今こそ積極的に買うべき。しかし、資金に余裕があるなら別だが、現状から考えると元々資金が豊富にあったわけではないので、そのまま現状を維持すべしと申し上げた。

そのまま毎月5万円の投信積立と、50万円の日本株F、50万円の新興国株F50万円を維持し続け、ほとんど相談者側から連絡がなくなり、定期的に様子伺いと現状報告をするようにしてきたが、みるみる相談者の顔つきが変わっていくのが分かった。それもそのはずである。

日本株F50万円については多少変化したがほとんど半減のまま、新興国株F50万円については上昇してきてはいるもののまだ評価損の域を脱せない。他の積立4銘柄はというと、日本株Fは評価損を脱せないがかなり損失は小さい。新興国株F2銘柄は利益が出てきている。内、1銘柄は15%程度の利益である。日本債券Fはほぼプラスマイナス0の状態。アジア債券Fは若干の利益がでている状態。

つまり、資産の分散投資をすることで、大きな損失を減らすことができたと同時に、時間の分散をすることで、早く回復することに成功した実例である。

私たちは、将来訪れるライフイベントに備えて貯蓄をするべきであるが、現状の金利水準で殖やすことはほぼできない。だから投資をするのだが、投機やギャンブルをしているのではない。だから時間の分散投資ができるのである。これは時間を味方につけることができる。唯一の個人投資家の武器であり、ファンドマネージャーなどの専門家に勝てる武器であると信じる。そのためにも一番大事なのが、将来の目標や目的をしっかり考えて投資することである。

 

 

 

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