- 渡辺 博士
- ワタナベマネークリニック ファイナンシャルプランナー
- 神奈川県
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
お金を貯めるには働いて稼ぐのが前提ですが、殖やしながら貯めるという考え方もあります。
一般的なリスクの度合い(低→高)
預貯金→債券→投資信託→為替→株式→商品(コモディティ)
上記のように考えると、投資信託や為替の辺りが投資向けと投機向けの境となりそうです。
もちろんすべてこのような分類が正しいとは申しません。
例えば、株式を株主優待目的や配当目的で売買をせずに、十年近く持ち続けている方もいらっしゃるだろうし、債券でも値段が上がったらすぐに売却する方もいるでしょう。
私自身、他のコラムでも紹介しているように、リスクとリターンの考え方はもっと違う考え方を持っていますが、一般的なイメージとして考えると、このようになるのかなぁと思います。
例えば、1万円づつ預貯金で積立定期預金をやるのと、積立投資信託でやるのとでは投資信託の方が早く貯まるのはイメージしやすいと思いますが、それでも損したらイヤだからやらないといった方がいらっしゃると思います。
はたしてそうでしょうか。
積立は投資をするのに最も適しているのです。
「ドルコスト平均法」という方法を聞いたことがある方もいると思います。
毎月定時定額を積み立てることで自動的に、その時の値段が高ければ少しだけ買う、その時の値段が安ければたくさん買うのです。毎月1万円程度でこれができます。
これを毎月行うと、損しても得をしても常に平均化されますので、結果として振れ幅が小さくなる。ゆえにリスクが小さくなるのです。
それなら、少額の利息より殖えるのも納得できませんか?
まだ他にも理由がありますので、それは次回ご紹介します。