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 大人から見て、若者たちは皆似たように見えるかもしれません。
 モーニング娘。やAKB48を見て、「みんな同じ顔に見える」というのも無理ないことでしょう。メーキャップにはトレンドがありますから。

 しかし、若者たちから見たら、大人たちこそ皆似たように見えるのです。
 特に大人の男性は「オジサン」でひとくくりです。せいぜい「イケてるオジサン」か「普通のオジサン」かの二種類です。
 それもそのはずです、皆同じような格好をして、皆仕事に追われていて余裕がなく、皆疲れている表情をしているんですから。
 
 個性を出さなくては、という危機感に似た思いを強く抱いているのは若者たちです。
 人間は、生まれてきたときが一番自由で、だんだん大人になるにつれて自由を失っていき、老いてあの世に近くなったとき、また自由になっていきます。
 みずみずしい、活力ある肉体を維持している人生のピークにあるとき、悲しいことに最も自由を失っているのです。皮肉なことに、最も肉体的にも精神的にも疲れているのです。 
 大人たちが問題視する若者たち、すなわち、非行に走ったり、勉強せずに遊んでばかりいたり、奇抜な格好をしたりするものたちは、ある意味自由を強く求めるタイプであり、人間の根源的な欲求を表に出しています。
 若者たちの多くは、個性を出したいという欲求と、仲間と個性を分かち合いたいという欲求のアンビバレンスにいます。
 個性は出したいが孤立したくはない。
 個性は出したいが理解してもらえない変人にはなりたくない。
  従って、mixiなどを見てもわかるように、コミュニティーが乱立し、活気を帯びます。
 人と違った自分独自の好みを明確にしつつ、同じ好みを持つ仲間たちと共感をわかちあうのです。

 ビジネスの世界でも、個性は重要です。他社との差別化を図らなければ生き抜いていけません。
 しかし、あくまでビジネスの視点、商品やサービスに関する視点であり、社員だけを見ればどの会社もそう大差はなく、個性は埋没しています。
 むしろ、社員個々の個性は余計な不純物のように扱われます。
  例えば、接客業で、あるものは深くお辞儀をし、あるものは「Hi!」とくだけた接客をし、あるものは目を合わせずモジモジしているようでは、まったく統一感がなく、どんなお店かはっきりしません。
 これは極端な例ですが、逆にどんな社員も同じ服装をし、同じ動きをし、同じ喋り方をし、同じ笑顔を浮かべ、同じ謝り方をし、同じ感謝の仕方をしているのはロボットのようで、これも極端ではないかと思います。
 個性が入り込む隙がありません。
 最低限必要なビジネスマナーを維持しながら、いかに個性を入れていけるかは大事なことではないでしょうか?

 

FEATHER IMPRO ACT PROJECT
~緊張に負けない 脳力を進化させる~
http://feather-project.com

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