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茅野 分
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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取扱い注意!会社と社員の命運を左右するオフィス環境とは(8)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・次にオフィス内の「間取り」も案外と大切です。住宅の場合と同様、社員の動線つまり活動のしやすさ、暮らしやすさを直接左右するだけでなく、その場のもつエネルギーや社員の生活態度、潜在意識にまで影響を与えるので、おろそかにはできません。先ず玄関近くにトイレのあるオフィスを時々見かけますが、これはあまり感心しません。トイレは匂いや音が発生するために、使用している人も近くの人も気になって仕方がありません。最悪の場合、羞恥心のない社員を育ててしまう恐れもあります。対外的にも印象が悪く、トイレの位置は極力玄関近くを避けるべきです。

 

トイレに限らず、給湯室や休憩室など生活感の漂う空間は、玄関近くに持ってこない方が無難です。そのような空間が玄関近くにあると、来客などに社員の暮らしぶりを見透かされてしまい、オフィスの気品が下がってしまいます。また社員にとっても自社イメージが低下し、精神衛生上も良くありません。玄関近くには応接間や会議室など対外的にもコミュニケーションを取りやすい空間を配置し、給湯室など生活空間はできるだけバックスペースに配置することです。

 

オフィス内の主要な場所には社員同士が交流できるような空間が必要です。もしそのような場所がなく、社員が出社後すぐに自分のデスクに向かう習慣ができたらどうなるでしょうか。社内のコミュニケーションが希薄になり心の病が蔓延するほか、アイデアをぶつけ合う場も少ないためイノベーションの乏しい活気のない職場になってしまうでしょう。従ってオフィスの中心近くには社員が気軽に立ち寄れる広いスペースを用意し、そこを経由して各々のデスクに向かうような動線にすると、コミュニケーションが活発化して明るく元気な職場になることが期待されます。

 

そのような交流空間は「禁煙」である限り、社員の健康にも貢献します。タバコを止められない人に多い言い訳の一つは、喫煙室での談話にあります。つまりタバコを吸うことで仲間と交流できるのです。一度はタバコを止めたものの、喫煙室以外に話をする場所がないことに気付き、いつの間にかタバコを再開した、という訳です。そこで喫煙室よりも広くて快適な「禁煙の談話室」を設け、タバコを吸わない人も自由に楽しく談話できるようにすれば喫煙率は恐らく低下し、社員の健康と親睦を促進する、という一石二鳥の効果が得られるのです・・(続く)

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