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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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取扱い注意!会社と社員の命運を左右するオフィス環境とは(3)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・ところで我々現代人は一日の大半を屋内で過ごしています。職業や年齢層にもよりますが、多くの人は一日のうち20時間以上を屋内で過ごしています。従って外部環境の中でも「建造物」の影響を強く受けています。我々がその身をおく建造物としては家、職場、学校などがあり、人によっては病院や老健施設の場合もあります。人類は長い間、家(自宅)を生活の中心としてきましたが、こと現代日本の都市生活においては、「職場」というものが特に大きなウェイトを占めております。

 

一般的な職場では朝の9時から夕方の5時までが典型的な就労パターンですが、大半の正社員にとって5時に帰れる場合は少なく、たいていは残業を強いられます。業種や季節にも左右されますが、平均して12時間前後は職場で過ごしているのが現状です。ということは、勤労者にとって職場の環境は、自宅に勝るとも劣らない重要な意味をもっているのです。従ってオフィス環境が劣悪だった場合、社員の健康や業務パフォーマンスに様々な悪影響の生じることが予想されます。

 

住環境と同様、オフィス環境が悪いと様々な病気につながります。例えばオフィス内に有害物質が漂っていれば、シックハウス症候群などの中毒性、アレルギー性の病気になりやすく、構造上の理由で体温を奪うようになっていれば、冷え性、自律神経失調、さらにはガンなどに罹りやすくなります。また仮にそのような病気を休職して治療したとしても、良くなって職場に戻った時に、もし以前の悪い環境がそのまま放置されていれば、再び病気が悪化するのは目に見えています。

 

逆に言うと、オフィス環境に必要な改善を施すことによって、その職場の社員の病気を予防して健康な状態に導くことが可能となります。それまで多くの社員が慢性疾患で苦しみ、様々な不定愁訴を訴える「半病人」の社員が多かった職場が、オフィス環境を改善させることによって見違えるように病気の人数が減り、至って健康な社員が目立つようになることも夢ではないのです。そうすることによって休職者や離職者が減少するなど経営上もメリットが期待されます。

 

そればかりでなく、環境を改善することは大脳皮質の活性化にもつながるため、社員の業務パフォーマンスを向上させて企業全体の経営改善に寄与することも期待できるのです。またオフィス環境を改善させることは外部的にも、来客や顧客、取り引き先、世間一般に対する印象を良くし、企業イメージの向上にも役立ちます。さらに職場のもつ「運気」が上がり、その後の企業経営の方向性そのものが改善することさえも考えられます・・(続く)

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