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取扱い注意!会社と社員の命運を左右するオフィス環境とは(7)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・オフィスで聞こえる「音」はどうでしょうか。近くに高速道路や鉄道などの騒音がうるさい場所では、イライラ感や騒音性難聴などの障害が現れやすいので、防音壁や二重窓などの対応が必要となります。オフィス内で問題となるのは、20~100Hzの低周波という低い音と、20Hz以下という人間の耳には聴こえない超低周波です。これらは空調や冷蔵庫などから発生し、ひどくなると頭痛や吐き気、思考能力の減退などを引き起こします。これを少しでも軽減するためには、オフィス内に自然音やヒーリングサウンドを気付かない程度に流す、などの方法が推奨されています。

 

次にオフィス内の「香り」も大切にしたいものです。人間の五感の中で嗅覚は独特な意味を持っています。視覚、聴覚など他の感覚が大脳新皮質で理性的に判断されるのに対し、嗅覚は嗅神経を経て大脳辺縁系に直接届きます。そのため快不快や好き嫌いなどの感情がダイレクトに起こりやすく、自律神経やホルモンバランスなどに強く影響します。悪臭によって人はイライラし怒りっぽくなるだけでなく、免疫力が低下するために感染症やガンなどにかかりやすくなってしまいます。またやる気がなくなり業務効率が低下するのはいうまでもありません。

 

逆に良い香りは人を健康にし、やる気を出したりリラックスさせたりするものです。古来アロマセラピーは自然の薬草などを用いた治療法、健康法で、戦国時代などには戦場に赴く前に香を焚いて戦意を鼓舞したものです。ある企業が社員を対象とした香りの実験として、部屋に香りを漂わせたところ、業務上のミスをする割合が有意に減少したそうです。その減少率はラベンダーが21%、ジャスミンが34%、そしてレモンが54%と、特にレモンでの有効性が認められました。集中力を増すにはレモンなど柑橘系、リラックスするにはラベンダー系が良いようです。

 

さらに「触覚」つまり肌触りや素材感も意外と重要なポイントです。もしオフィス内の壁や床、机などの備品類が、全く単調な素材感のないものばかりだったらどうでしょうか。実に無味乾燥な空間になってしまい、創造性の乏しい社員が増え、良いアイデアも生まれにくいことでしょう。例えば机や椅子、休憩室や会議室の調度品などには、触感が良くて適度にデコボコのある物が有効です。その点、天然の木製の机や椅子、調度品はぬくもりと素材感があります。このような素材は健康に良いだけでなく、脳にも刺激になるのです。

 

さてオフィス内に「動き」はあるでしょうか。壁や床などが全く平らで絵や置物、ランプなどの配列が単調だったら、脳には刺激にならず、逆にストレスになります。過度のバリアフリーはその典型です。目に見える構造やアイテムに程よい変化や不規則性があることによって脳に刺激になり、また心地よいものです。そのような環境に身をおくことによって、創造性の豊かな、心に潤いのある社員が育まれるのです。

 

例えば壁にかかっている絵が二つ並んでいる場合、高さや大きさを変えてみるだけでも見た目の印象が変わり、好奇心をそそられます。また階段の壁にも小さな絵をいくつか飾ると、昇り降りする人が目で追うようになり効果的です。また床にも不規則な適度の模様をつけるとオフィスが活気づきます。会議室がいくつかある場合、部屋ごとに壁の配色や机など調度品の形、素材を変え、会議のメンバーや目的に合わせて使い分けると、会議そのものが活性化すると期待されます・・(続く)

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