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取扱い注意!会社と社員の命運を左右するオフィス環境とは(6)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・さて、そのような一連の有害な要素さえなければ、オフィス環境は果たして万全といえるのでしょうか。いや決してそうではありません。人間の五感を通して入力されてくる情報、すなわち壁や床などの配色、光の明るさや色、音、香り、壁面や備品の肌触りなどは、オフィス環境を決定的に左右する要素です。これらの要素が優れていれば、その社員は心身ともに健康になり、より良いパフォーマンスが発揮されますが、反対に劣っていれば様々な病気になりやすく、また創造性などの能力も充分に活かされないのです。

 

五感(眼・耳・鼻・舌・体)から入る情報は大半が脳の大脳新皮質ではなく、延髄や橋脳、中脳などの脳幹部や、間脳などの大脳辺縁系に直接届いています。そのため毎日のように同じ情報が入力され続けると、内分泌系や自立神経中枢に直接影響し、また潜在意識に深く記憶され、基本的な体質や生活態度として知らぬ間に定着してしまいます。従ってもしそれが質の悪い情報であった場合には、心身の健康状態や業務上のパフォーマンスに抜き難い悪影響が出てしまうものです。逆に優れた情報であれば、社員は健康で能力の発揮された状態を保つことが可能です。

 

オフィスに入って真っ先に目に飛び込んでくるのは、床に乱雑に積み上げられた荷物やダンボールなどの物品です。パソコンやコピー機などの夥しいケーブル類も無視できません。これらは足が引っかかったりして危ないだけでなく、オフィスで働く人を知らず知らずのうちにイライラさせ、攻撃的もしくは自閉的な性格にしてしまいます。そのような職場では業務上のミスや労災、あるいはうつ病などの発症が多い、という報告もあります。業務効率を向上させ社員を健康にするには、先ずはオフィスの整理整頓が欠かせないのは言うまでもありません。

 

次に気になるのが壁や床などの「色」です。窓からの採光や照明器具の光の色なども大切な要素です。またテーブルや椅子など備品の色やデザイン性、絵や調度品のセンスなども軽視できません。このような視覚情報は普段から無意識のうちに目に入ってくるだけに、社員の深層心理に深く刻み込まれて様々な影響をもたらします。学校でも教室の壁の色を変えただけで生徒の成績が向上した、という話を聞きますし、病院でも病気の治癒率が病室の壁の色によって大きく左右される、と報告されています。

 

日本の多くのオフィスや病院では、部屋や廊下の壁が白と決まっているかのようですが、欧米では白というのはむしろ珍しく、多くはオレンジ系やブラウン系など国ごとに様々なカラーが好まれています。実は真っ白な壁や床というのは、それを毎日見ていると体も心も冷え冷えとしてくるもので、実際に体温が低下する、というデータもあります。また感情を抑制する効果もあるため、無感情、無表情な社員を増やしてしまう懸念があるのです。実際に学校などと同じく、壁の色を白色から薄いオレンジ色に変えたら社員のうつ病が減って活気が出てきた、という話も聞きます。

 

窓からの採光や室内の照明も重要なポイントです。基本的に暗いオフィスでは社員も来客も暗い気分になります。実際に窓が少なく暗い職場ではうつ病など心の病が多いという報告が多数あります。また昔から「太陽の来ない家には医者が来る」といわれるように、光が少なく暗い職場では感染症やアレルギー、ガンなどの病気が多発するとされています。従ってなるべく窓は広めにとる必要がありますし、窓から遠い場所では白熱灯など自然光に近い照明も活用して、なるべく明るい環境を目指したいものです・・(続く)

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