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対象:心と体の不調

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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井元 雄一
(カイロプラクター 博士(健康科学))

閲覧数順 2016年12月03日更新

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取扱い注意!会社と社員の命運を左右するオフィス環境とは(4)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・さて、そのオフィス環境としてはどのような要素があるのでしょうか。大きく分けて、職場のレイアウトや人々の動線、配色や採光、温度や風通し、騒音やにおい、建材や有害物質、電磁波や地磁気の乱れ、さらにはロケーションや周囲の地形、などといった実に多様な要素が挙げられますが、これらの中でも真っ先に取り上げなければならないのが、各種の有害物質です。

 

有害物質の中でも特に、住宅や学校の場合も含めシックハウス症候群の主犯人として大変な問題となったのが、消毒剤や防腐剤として用いられるホルムアルデヒドです。これは吸入した場合、たとえ低濃度であっても咳や喉の痛み、頭痛、吐き気、めまい、湿疹など多彩な症状を引き起こし、またアレルギー症状や各種の神経障害などを招きやすくなります。用途としては合板や塗料、壁紙、接着剤などに広く使われています。

 

これ以外にも、トルエンやキシレン、パラジクロロベンゼン、スチレン等の化学物質が建材および塗料の材料として使われ、各種の呼吸器症状や神経症状、皮膚症状、目の症状などを引き起こしています。ただ行政は決して手をこまねいていた訳ではなく、国は1990年代後半以降、屋内に於ける濃度の指針値を設けて使用の規制に乗り出しました。ホルムアルデヒドのフォースター分類はその典型です。それによって新築物件に於ける化学物質の濃度は確かに低下しました。

 

ところが90年代までに作られたオフィスビルの大半には、ホルムアルデヒドなどの化学物質が多量に用いられていた可能性があります。これを今さら建材などから取り除くのは容易ではありません。これらの物質は1年目で大半が空気中に抜けてしまうのですが、ホルムアルデヒドなど物質によっては簡単に抜け切らないものもあります。まだ化学物質が出続けている場合には、こまめに換気を続けるくらいしか手段がないのが実情です。

 

建材以外でも、衣料用防虫剤やトイレの芳香剤などに使用されているナフタリンやパラジクロロベンゼンは、アレルギーを引き起こし発がん性もあるため、むやみにこれらの商品を用いるのは考え物です。また掃除機の紙パックに用いられている防カビ材や抗菌成分にも、フェニトロチオンなど農薬と同じ有機リン系の成分が含まれており、胎児の奇形誘発や発がん性が認められているため、できれば何も加工していないものを選んだ方が無難です。

 

水道水に含まれる有機塩素化合物およびトリハロメタンには発がん性があり、アレルギーを誘発することが知られています。今では多くの家庭やオフィスに於いて、飲料には浄水器を用いて塩素成分を除去していますが、それ以外の生活用水には浄水器の普及が充分ではありません。ところが塩素は皮膚から容易に吸収され、また揮発すると吸入により肺から吸収されるため、予想以上に体内に入り込んでいるとみられます。従って理想的には全ての水道の蛇口に浄水器をつける必要がありそうです。

 

さらに一頃流行ったコンクリートの打ちっぱなしのビルは、輻射熱によって人間の体温を奪うので要注意です。コンクリートが露出した壁面は見るからに寒々しいだけでなく、実際に中にいる人の体温が低くなるのです。それだけでなくコンクリートには強アルカリ性の水酸化カルシウムが含まれるためにアルカリ性となっており、弱酸性を好む人体には過酷な環境になります。そのために様々な体調不良、すなわち冷え性や頭痛、吐き気、自律神経失調などをもたらし、風邪を引きやすくなるほか、アレルギーやガンの引き金にもなると報告されています・・(続く)

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