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茅野 分
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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気持ちイイ汗をかいて夏バテから身を守る秘策とは・・?(7)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・さて以上のように、夏バテや熱中症にかかってしまうリスクが高い環境に我々は暮らしている訳ですが、その中でも何とか夏バテや熱中症にかかる危険を減らし、少しでも暑い夏を快適に健康に過ごすことはできないのでしょうか。実は、環境面の改善と生活習慣の改善を通して、それはかなりの程度可能なのです。

 

まず取り組むべきは、冷房への過剰な依存をやめることです。家庭や職場では冷房の温度設定を26~28℃くらいと控えめにし、多少「暑いなあ」と感じるくらいに留めます。服装もいわゆる「クールビズ」とし、男性はノーネクタイ、女性も肌をあまり露出しない服装とします。電車の中も冷房を控えめの「弱冷房車」の割り合いを多くします。万が一、冷房の効き過ぎた室内や車内に入った場合に備えて、薄めの上着やスカーフなどを用意しておきましょう。

 

冷房の使用を控えめにする代わりに、扇風機やうちわ、扇子などを補足的に使用し、涼をとるようにします。これらの昔からある道具は「風」による気化熱を利用して体温を穏やかに下げるための工夫から考えられたものです。今一度、その価値を見直してみるのも悪くないでしょう。また室内に鉢植えなどの植物を置くことは、空気を浄化することと視覚的な効果で、涼しく感じることに貢献します。

 

次に毎日の入浴習慣が大切です。シャワーだけではかえって体が冷えてしまう、と上述しましたが、できれば毎日ゆっくりと湯ぶねに浸かりましょう。熱い湯では汗ばかり出てのぼせてしまいますので、ぬるめの温度設定にします。38℃前後の湯に半身浴で10~20分くらい、ゆったりと浸かるのがベストです。「ぬるめの半身浴」によって、冷えやすい下半身を中心に芯から温まることができます。長期間続ければ、これだけで冷え症が治ってしまう人もいます。

 

手足の冷えやすい、または汗をかけない人は手足の汗腺を活性化する入浴方法も併用するとよいでしょう。43~44℃の熱めの湯を浅く浴槽にはり、ひざ下と肘から先だけを10~15分間浸します。これによって手足など汗をかきにくい場所の汗腺をトレーニングし、汗をかきやすい体質に改善することができます。手足を同時に浸すのが難しい人は、手と足を別々に温めてもよいでしょう。このトレーニングを充分に汗がかけるようになるまで続けます。

 

入浴を補強する方法としては岩盤浴や陶板浴、ラドン浴などがお勧めです。これらには温熱効果はもとより、遠赤外線やマイナスイオン、それに低放射線ホルミシス効果が認められており、細胞レベルで代謝の亢進、発汗の促進などの作用があります。そのため冷え性や冷房病の改善、熱中症の予防、夏風邪の予防などに効果を発揮します。夏を元気に健康的に乗り切りたい方にはお勧めの健康法です・・(続く)

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