【「冷え」る生活、は「温め」る】 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

須永豪・サバイバルデザイン 
長野県
建築家
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

【「冷え」る生活、は「温め」る】

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 住宅設計・構造設計
建築的 シックハウス・シックライフ
ヒエルセイカツハ、アタタメル、アラタメル、・・・駄洒落になってますか?、ムリですか?、そうですか・・・。
でも田村正和が言えば・・・、しつこいですか。わかりました。
先日取材を受けたテレビ、NHK特報首都圏『“冷える”カラダ 温かい体を取り戻せ』を見ました。
とてもしんどい症状を患っていた気の毒なスナガさん→移住までして→「冷え取り」を実践→良くなってめでたし。
と、ハリウッド映画のように単純化されていましたね。ま、テレビの都合というのがあるのでしょう、やむを得ません。(インタビューではもっとイイこと喋ってたんだけどなぁ) ちょっと悔いが残ったので、ここに補足説明をしておくことにします。
 まず1つめに、僕は普通の人です。これといって病気をしたことはありません。ときどき風邪をひき、春は花粉症をナントカやりすごし、夜更かしして背中をボリボリ、徹夜の翌日にお腹をこわす、それくらいのことはありましたが、「冷え」で悩んでたことなど一度もなく、「若い時代は多少のムリはしながら色々吸収して自分を高めていくのが当たり前、今日も特盛り牛丼食ってがんばるぞ」というごくごく普通の若者でした。
 2つめに、「冷え」が最近流行りのようですがテレビや週刊誌が単純化して言うような「冷えという病気がある」わけじゃないと思いますし、「冷えてるのが→不調の唯一の原因」なわけもないと思いますし、「冷えさえ治せば→病気も治る」わけでもないと思います。もし温めることで歯の痛みが消えたとしても、虫歯が治ったということではないでしょう。僕は医者じゃありませんが、たぶん病気そのものには病気の原因を治療する必要があると思います。
 3つめが、「冷え」はごく一部の人だけのことではなく、「本人が気が付いているか・いないか」の違いで誰しもその傾向があると思います。僕もその「誰しも」のひとりでした。自身の体の傾向はどうか、試しに足湯でもしてみると「気持ちいい」と感じるか「不快」と感じるかで分かるのではと思います。
 さてココから本題、「冷え」というのはナニカ。僕は「冷え」というのは不調症状のうちのひとつだと感じています。
不調症状には花粉症・体が痒い・お腹をこわす・肩こり・偏頭痛、など色々あって、人によっては複数あったりもすると思いますが、なかでも大抵の人に共通している症状が「どういうわけか冷えてる」ということなのでしょう。ではどうして不調症状が出るのかというと、2種類の原因から体が弱らせられてるからだと思います。ひとつが『外側からの要因』、ひとつが『内側の原因』。
 『外側からの要因』は、夜更かし・寝不足・運動不足・精神負荷(ストレス)・外食・肉食・乳製品・よく噛まない・常温以下の飲み(食べ)物・冷房・タバコ・アルコール、といったありがちな悪習慣、加えて化学物質や電磁波、コンクリート(石造)のマンションなど、現代生活特有のもの。
『内側の原因』は胃腸がもともと弱かったとか、副流煙の中で育ったとか、子供の頃外でほとんど遊ばなかった、とか個人の体に由来するもの。(それらの関係を表すと下図のように)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
外の原因:現代的な生活習慣によって (現代人なら誰しも)
      ↓       (↑)
不調症状:アレルギーや体調不良や「冷え」など
      ↑       (↓)
内の原因:胃腸虚弱で (人それぞれですが、須永の場合は)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こうして2つの原因にサンドイッチされてるのですから、不調症状を取り除くなら本来は『外の原因』と『内の原因』を改善するのがスジなわけです。が、「ぇえー現代的な生活習慣をチェンジするのはムズカシイなぁ、胃腸虚弱を治すっても体質ってスグに改善できるものじゃないしぃ、グズグズ、グズグズ、・・・。」というワガママで気の短い現代人の私たちにもとりあえず手っ取り早く効果がでること、それが「冷えてるんなら、温度を補えば、とりあえず不調も軽くなる」という応急措置(対処療法)なのだと思うのです。同時に「冷えると→免疫力が落ちて→不調になり→また冷える」という悪循環を経つという意味もあるのだと思います。
 僕が2〜3ヶ月に一度の通院を7年続けてきたなかでは、もちろん『内の原因』の治療、漢方薬での体質改善がメインです。ただ『内の原因』が完治するまでは花粉症や乾燥症だの偏頭痛だの時々ある不調で対処療法のお世話にもなるし、悪習慣に無自覚なふつうの現代人でしたから継続的に先生と会って問答することが結果的に「価値観の改善」をする時間にもなり、今では早寝早起き、しっかり寝て、正しいものを食べ、余計なものを摂取せず、適度に運動する(を心掛ける)ようになってきました。そんなこんなで、現代的な生活悪習慣『外の原因』はだいぶ改善しましたので、あとは胃腸虚弱をちゃんと体質改善・克服できる日まで、応急処置で温度を補いながら乗り切ろうと思っているところです。おかげさまで健康です。
この流れで次回は『シックハウスとシック"ライフ"』という内容を少し書いていこうと思います。

原典→http://www.sunaga.org/daily/daily.htm#100129

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(長野県 / 建築家)
須永豪・サバイバルデザイン 

人間らしい「サバイバル」ってなんだろう?

安心して寄り掛かれるおおきな木のような存在感と、ジャングルジムのような自由さと、楽器のような豊かな響きがある空間。そういうものを、木でつくりたい。

カテゴリ 「建築的」のコラム