- 竹内 和美
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
- 研修講師
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
他の友達とともに、けがをした友達を自宅に連れて帰ってきたのですが、どうも様子がおかしいのです。
記憶障害とでもいうのか、今、自分がどこにいるのか、自分の自宅や名前も言えない状態に。
接触が元で、歯が一本折れており、唇を切っているため、出血もしています。
素人としては、それを見ただけで、心配はますばかり。
急いで、病院に電話をし、応対の女性に事情を話すも、
「お近くに、整形外科があれば、そちらに出向かれたほうが・・」と、明らかに診療を拒む様子。
しかし、田舎のことゆえ、CT撮影対応の個人病院はさほどたくさんあるわけではないと思うので、
「いや、でも、万が一、CTをとった方が・・ということになったら、更にお宅の病院へ行かなければなりません。
そんなに何度もけが人を動かしても大丈夫なものですか?」と、キツイ口調で話すと、ようやく
「そうですねぇ・・それならどうぞ、お連れください」と、平然としたものです。
倒れたその公園へ救急車を呼ぶ騒ぎだったかもしれないのに・・・と思うと、
緊急時のコミュニケーションが、こういった形でよかったのかどうか?
なんとなく釈然としな気持ちで、病院へ伺いました。
時間外のため、救急救命センターでの受診となりましたが、頭のけがもさることながら、折れた歯についてはこちらでは何ともならないので・・・と、消極的におっしゃるドクターの関わりにも、少し疑問を抱きました。
歯科診療がないことは承知しており、まずは頭のケガでしょう!と余裕のない気持ちでいる私を満足させてくれるものではありませんでした。
専門的な分野で仕事をして、自分がもっている知識や経験から、つい、クライアントの心配事を見過ごしてしまいがちになります。
そんな自分への戒めのような経験でした。
コミュニケーションって、ホント! どこまで行っても合格というラインに近づけないような気がします。
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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