昨日からの続き、モテる企業を目指して。
昨日はやらないことについて書きましたが、今日もその延長です。
・自分の相手は絞り込んでいく必要があります。
誰にでも好かれたい、ということは誰からも愛されないことを意味します。
これもまた身近な例で。
・田中君は、学校中の女子の三割から憧れの目で見られています。
・鈴木君は、本当に仲の良い女子三人から毎日のように熱烈なアプローチを受けています。
さて、どちらの方がより簡単に「嬉し恥し」な成果をあげられるでしょうか?
明らかに鈴木君の方が有利です。
ボンヤリと憧れを抱かれている田中君に対し、鈴木君はより狭い範囲から強い
行動を受けているわけです。
こちらの方が具体的な成果を出すのは簡単です。
そして、田中君が「嬉し恥し」な成果をあげるためにはどうしたら良いでしょうか?
・学校中のファンを五割に増やす
ことでは問題は解決しません。
目指すべきなのは
・多くいる女子の中から、対象を小さく絞り込む
ことこそが求められることになります。
そうやって対象を絞り込むほどに、田中君の魅力はより高まっていくことになります。
こういった例は実際に多く存在します。
「卵かけごはん専用のしょうゆ」なんてのはこの典型例です。
あえて卵かけごはんだけに対象を絞ったことで、より魅力を増しています。
・誰からも好かれて何でもできる商品
というものは、基本的に
・誰からも好かれず、何もできない商品
であることを理解しなければなりません。
必要なことは強みや機能、それに対象の絞り込みなのです。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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