- 渡邊 亜紀子
- Lycka till
- 東京都
- スポーツトレーナー
-
090-3515-7384
対象:スポーツ指導・トレーニング
- 斎藤 利
- (スポーツインストラクター)
- 石本 工
- (健康運動指導士)
お久しぶりの投稿になります。
気がつけば昨年の投稿はなかったのですね ^^;
昨年からウチのワンコの介護が始まりました。
もうすでに半年以上になります。いま15歳半になりましたが、始まりは立ち上がりにくくなったことでした。
そして立ち上がることが出来なくなって(歩けることはできる)
12月に生きるか死ぬかの瀬戸際を経験し、復活してきました。その後は介助なしでは歩けません。
ある意味人間でいう寝たきりの状態です。
ではウチのワンコが寝たきりかといえば・・・そうではないです。
前脚でほふく前進します。まあ、逆にそれがある意味大変なんですけどね。動き出すと目が離せないんで。
その意地でも動く様子を見ていて、ふと思いついたことがありまして。
できるだけ介助して今までと同じように過ごしてみたらどうなんだろうかと。
もちろん寝たきりが前提ですので、粗相をしても大丈夫なようにシートは敷いてますし、褥瘡が出来ないように身体に負担ないような寝床にはしています。
それで過ごしてみた結果ですが
外に出れば(カートで出ます)、歩きたい時はカートから降りようとしますし、降ろせば歩こうとします。
排泄も仕方ない時は寝たまましますが、基本はトイレの場所でしようとします。
ワガママで寂しがりなところは加速しましたが、今のところ老化による”惚け”の進行はかなり抑えられてると思います。
何故身体を動かすことにこだわったかというと
NHKのとある番組で老人の身体拘束について取り上げられていたからです。番組では拘束について否定的でした。
ちなみに私の個人的な考えとしては身体拘束には反対ではありません。もちろん条件はありますが。
その番組では身体拘束で寝たきりになった場合、老人特有の”惚け”が進行するというのが紹介されていたんですね。
そしてとある施設の取り組みで身体をできるだけ動かすとその惚けの進行が抑えられる、というのを一例として取り上げられていたのです。
(アルツハイマーなどの病気でおこる痴呆症状には当てはまらないとおもいます。ご注意ください)で、今回ウチのワンコで試してみたわけですが・・・結果としてはそのとおりでした。
なるほどな、とは思いましたけどね。
実際誰でもその介助が受けられるかといえば不可能でしょうね。
ウチのワンコも病気で体重が落ちたとはいえ14キロあります。それを抱っこして中腰で介助するわけですよ。いやー体幹鍛えておいてよかったなというのが本音です。冗談ぬきでギックリ腰案件です。
また、犬の骨格についてある程度の知識がないと厳しいです(たまたま人間の骨格と犬の骨格を比べてみようという海外の専門書に書いてあったので)。骨盤部分を挟むように力を加えないと脚が動きません。そうしないと脚が動きませんので、支えたところで固まるだけです。
これを人に当てはめたらどうでしょうか・・・。
理学療法士さんがめちゃくちゃ足りないでしょうね。しかもお金的に難しい局面にぶち当たるでしょう。
では家族に・・・って家族はプロではないので、まず介助する家族の身体が心配です。
これからの時代は治る病気は増えていくと思います。
ただ普通の生活が続けられるかというのとはまた別の話になるでしょう。
身体が動けば脳の老化による”惚け”の進行を遅らせることができるということは、もう少し広く知られてもいいのかなって思います。
そして身体のケアや運動に対するモチベーションになるのではないかと思うからです。
このコラムの執筆専門家
- 渡邊 亜紀子
- (東京都 / スポーツトレーナー)
- Lycka till
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