税金は公平に負担しなければならない、という考え方を租税公平主義といいます。
先ほど紹介をした「租税法律主義」と一組になっている、大切な考え方です。
それでは、次のウチどちらが公平でしょうか?
・沢山お金をもっている人も、そうでない人も持っているお金のうち2割を税金として負担する
・沢山お金をもっている人は3割負担、普通の人は2割負担、あまりお金がない人は1割負担する
皆さんは、どちらの方が公平だと感じますか?
(小学生に意見を聴いてみる、大概は後者の方が公平だと感じることが多い模様)
なるほど、お金をたくさん持っている人にはそれだけ税金を負担してもらう。
これが皆さんの考える公平ですね?
それでは、いっそこうしたらどうでしょう?
・沢山お金をもっている人は8割税金、そうでない人は1割だけ負担する
この方がもっと公平でしょうか?
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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