- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、世界的に低格付け債券の発行が減少傾向にあります。
いわゆる「ハイイールド債」と言われるものです。
2016年の1-6月の半年間で、
1723億ドル(約18兆円)と前年同期比35%も減少しました。
要因としては、世界景気の不透明感が高まると共に、
債務不履行(デフォルト)の増加が影響しています。
格付け会社の調査によれば、資源関連企業のデフォルトが増加し、
世界のデフォルト件数は、
2009年以来の高水準になっているとのこと。
本来であれば、世界的に低金利が続く中、
利回りを求める投機マネーが増加してもおかしくはないのですが、
英国のEU離脱、中国の景気減速、米国の大統領選など、
予断を許さない世界情勢が続く中、
「リスク性商品」は、敬遠されているようです。
事実、安全性の高い投資適格債は、
同期間で1兆7657億ドル(約185兆円)と、
低格付け債の10倍以上の発行がされており、
同期間としては過去最高を更新しました。
いまは、「金利(利回り)」より、
「安全性」を重視する投資家が大半ということなのでしょう。
とはいえ、日本の円建てでは、国債が“マイナス金利”で、
それすらかなわない状況です。
しばらくは、米国の投資適格債に、
資金が集まることとなるでしょう。
それでは、今週も、世界が平和で穏やかな日々となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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