「日本で、インドルピー建て債券発行」

こんにちは！

さて、世界銀行グループのIFC(国際金融公社)が、

日本の個人投資家向けにインドルピー建て債券を発行しました。

利回りは年5.36％で、運用期間は3年となっています。

調達した資金で、インドのインフラや物流などを担う

民間企業へ貸し出されるようです。

券面は、100,000ルピー (約17万円)で、

マイナス金利導入で、国内での運用先に困っている

個人投資家をターゲットとしているようです。

売り出し期間は、3月30日までとのこと。

利回りは非常に魅力的ではありますが、

決済はすべて「円」で行われるため、

購入した時よりも円高が進むと、

「円」評価での元本割れもある商品です。

ちなみに、先般ネット証券が売り出していた年利5.3％で、

運用期間同じく3年のインドルピー債は、

「好評につき完売」と表示されていました。

為替リスクを取ってでも、

利回りを得たい投資家が多いようです。

格付けは、AAAの世界銀行なので、

デフォルトリスク（債務不履行）は、

心配はないかと思われますが、

為替動向によって、年利5%程度の利息は、

すぐに変動してしまいます。

そのあたりもよく理解したうえで、

あくまで、資産の一部で検討するのが、

肝要といえるでしょう。

それでは、今週も、穏やかな週末をお過ごしください！