- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、投資信託協会の発表によれば、今年5月末時点の公募投信の残高が、
“102兆4574億円”となり、日本に投信が登場して以来、
約64年の歳月をかけて、ついに100兆円を突破しました。
特筆すべきは、急激に残高を伸ばしたのは、この数年であるということです。
いわゆる「アベノミクス相場」が始まった2012年11月時点で、
残高は61兆円だったため、このわずか2年半の間に、
41兆円(約68%)も残高が増加したことになります。
増加した残高の内訳をみると、運用で増加したのは約17兆円、
そして、新たな資金流入が約24兆円となっています。
また、投信の中でも残高を大きく伸ばしたのが、
海外の株式や債券に投資を行う「外貨建て資産」に投資を行う投信で、
この10年で“2.3倍”に残高が膨らんでいます。
結果、投信を用いた「国際分散投資」によって、資産の値上がりに加え、
為替差益も得られている投資家が増えてきていることから、
さらに資金流入が加速していると言えます。
従来から「国際分散投資」や「外貨資産の保有」を提唱してきた立場としては、
「やっと“スタンダードな投資法”として認知されてきた」
といった想いがあります。
とはいえ、世界の投資信託の残高は4000兆円にも上ります。
また、米国はその半分の約2000兆円の残高があることを考えると、
依存として、日本の個人金融資産の6%程度の構成比は寂しい限りです。
日本の将来、そして個人の資産形成の観点からも、
より有効に「国内外の投資信託」を活用してほしいと思います。
何はともあれ、この流れが、
“一過性”に終わらないことを願うばかりです。
それでは、今週末も穏やかな日々をお過ごしください。
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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