- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、昨年から今年にかけて、金融機関に運用を任せる
「ラップ型運用」の残高が、急増しているようです。
ラップ型運用で代表的なものが、「ラップ口座」です。
個人から預かった資金を、金融機関の運用担当者が、
株や債券などで運用を行います。
また、投資信託で運用を行うタイプを、
特に「ファンドラップ」と呼んでいます。
その他、少額から始められる「ラップ型投資信託」も登場し、
最近残高を伸ばしています。
以前は、「ラップ口座」といえば、2000~3000万円からでしたが、
「ファンドラップ」が登場してからは、
300~500万円程度から利用可能となりました。
また、「ラップ型投資信託」に至っては、
1万円からでも投資できます。
「ラップ型運用」の運用残高は、今年9月末で約6兆円となり、
昨年から7割近く増加しました。
投資に時間を割けない人や高齢者などが利用しているようです。
確かに、投資の知識や経験があまりない人たちにとっては、
手探りで投資を行うよりは、
プロに運用を託したほうが良いといえるでしょう。
但し、気を付ける点、知っておかなければならない点もあります。
「ファンドラップ」の場合、
その金融機関が扱っている投資信託から選ぶこととなるため、
多くても選択肢は、数十本から数百本です。
また、「ラップ型投資信託」に至っては、
従来からある「バランス型投資信託」と、
あまり運用の違いがわからないものもあるので、
“ラップと言う名前”だけでなく、
中身をよく確認する必要があります。
そして運用において重要な「リスク・リターン」についても、
自分の“想い”とイコールというわけにはいきません。
各投資家の「投資目的」や「リスク許容度」に、
個別で対応するわけではないからです。
従って「ラップ型運用」は、洋服に例えれば、
“イージーオーダー”と考えておくと良いでしょう。
投資における“テーラーメイド”である投資助言会社を利用した場合は、
ファンド運用の場合、品揃えは、国内公募投信で5000本以上、
外国籍投信であれば6万本以上から、
自分にフィットした「運用プラン」を作ることが可能です。
しかも、自分の「投資目的」や「リスク許容度」を反映した
“世界に一つだけのマイプラン”を構築できます。
投資助言会社を利用される方の運用額は、
概ね1000万円前後の方が多いと言えます。
手数料については、ラップの場合も、助言会社利用の場合も、
運用資産の1-2%程度が相場となっています。
従って、「運用資産額」や「目的」に合わせて、
使い分けしていただくと良いでしょう。
いずれにしても、選択肢が増えるのは好ましいことです。
自分で運用、ラップ口座で運用、助言会社を使って運用、
費用対効果を考えて、「資産運用」の方法を選べる時代が、
ようやくやってきたと言えるでしょう。
それでは、今週も穏やかな週末をお過ごしください!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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