- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、今年に入ってからも、企業年金の運用は好調を維持しています。
今年3月末の主要企業の運用残高は約48兆円となり、金融危機前の水準を回復しました。
有価証券報告書によれば、年金資産は1年前から約4兆円増加し、9%程度の利回りとなっています。
また、3月末時点の資産内訳をみてみると、
債券 37.2%
株式 35.0%
一般勘定 11.3%
現預金 2.9%
その他 13.6%
となっており、株式が債券とほぼ同じ割合にまで増加しています。
今まで企業年金は、「資産の目減りを防ぐこと」に主眼を置き、債券中心で運用を行ってきましたが、長引く低金利の中、運用利回りの確保が難しい状況となっていました。
そのような中、いち早く、株式への配分比率を増やした企業年金が好調な結果を出していることから、今後も株式の比率が高まっていくことが予想されます。
すでに、公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)においても、株式などの「リスク資産」の配分比率を上げる方針が決まっています。
公的年金、企業年金ともに、今後受給者が増加していく中、運用利回りの確保は、喫緊の重要課題となっているのです。
そして、いつもいうことではありますが、国や企業が“一歩”踏み出している中、個人でも自分年金を準備されたい方は、NISA(少額投資非課税制度)、401K(確定拠出型年金)、「ドルコスト平均法」を用いた積立投資など、まずは身近な制度や投資法を用いて、計画的に準備を進める時期がすでに到来しています。
いまだに先送りしている人は、迷わず、「計画」、「実行」、そして「見直し」の“サイクル”を構築してください。
何はともあれ、“備えあれば・・”です。
それでは、今週末も穏やかな日々をお過ごしください。
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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