- 奈良 修次
- ナラ鍼灸院 院長
- 大阪府
- 鍼灸師 臨床検査技師
対象:体の不調・各部の痛み
- 奈良 修次
- (鍼灸師 臨床検査技師)
1.見直そう❛卵胞成熟❜期間
言葉が荒いですが、自然な卵胞から生まれる良質な卵は薄い子宮内膜であろうが所かまわず着床する能力を持っています。
たくましい卵を産む卵胞の形成には原始卵胞から約375日かかり、この間に約13回の月経周期があります。生理を終えて排卵までの10日程の卵胞期だけではありません。卵胞期は選ばれた卵が益々大きくなると共に自らが将来、心地よい着床の場となる子宮内膜を準備する期間であります。
375日(原始卵胞から排卵前卵胞までの期間)÷28日(平均月経周期)≒13回(月経周期)
卵胞の成長段階 原始卵胞、一次卵胞、二次卵胞、初期胞状卵胞、後期胞状卵胞、排卵前卵胞
2.着床能力のある卵に必要な期間
排卵日からさかのぼって約3月経周期となります。平均月経周期28日ですと排卵日より約85日前(二次卵胞期)に当たります。
二次卵胞(原始卵胞が目をさましてから約290日)では膜層に毛細血管の複雑なネットワークが形成され、卵胞への血液循環が開始され新たな成長ネットワークにはいります。
原始卵細胞(375日)-二次卵胞(290日)=排卵前卵胞(85日)
3周期が卵の成長の1単位とする由縁
85日÷平均月経周期(28日)=3月経周期
成熟した良質な卵胞は良質な卵を産み出し、良質な黄体を作り着床を容易にします。妊娠を維持します。
ですから、着床は85日余り前から始まっていると言っても過言ではないと思います。元気で綺麗な卵を得る為には、あなたは3月経周期をコツコツと育ててあげる必要があります。
3.卵をどの様に育てればよいのか?
結論からいいますと、
・3月経周期を通じて、傷ついた卵子の修復に努める。
・3月経周期を通じて、卵巣への血流を定常に努める。
二つを日常的にクリアできる方法がお勧めとなります。
私はこれまで良質な卵を得るための育成期間として先に述べました3月経周期を提唱して来ました。これまでのプロトコル(試験/治療計画)での育成効果だけでは卵子修復は十分でなく、さらに、卵子老化の原因も解明されたことから新しい観点からの治療法の開発が望まれていました。
4.温熱効果の統合で卵を育てる
「臨床入浴」は、卵子老化の修復が期待できるヒートショックプロテイン(HSP)を増やしミトコンドリアを元気にする極めて安全なアットホーム療法です。
「臨床入浴」を個人個人の状況に合わせ「子宝入浴」として使用します。詳細・・・
ナラ鍼灸院 院長 奈良 修次
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