- 須永 豪
- 須永豪・サバイバルデザイン
- 長野県
- 建築家
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
定年退職した夫婦のための住宅。
60年間そこに建ち続けている農家を改修し、現代のライフスタイルに合った住宅にする。
敷地には北側に高さ50mにも及ぶ崖がそびえており、危険を背負った土地ではあるが、そこがO家の本家で代々住み続けていることもあり、同じ場所に建てることが望ましいとされた。
1Fを頑丈な鉄筋コンクリートでつくり、既存の家屋をその上に載せ、万が一の崖崩れの際、土砂が木造部分を直撃しないように計画した。
また、1Fのコンクリート部分を小さくつくることで、崖崩れの土砂・台風の流水の影響を少なくでき、風通しも良くなり、庭も広く使えるようになる。
1Fは蔵、居住スペースはすべて2Fにある。
年老いた夫婦が生活するには、平面的なプランの方が安心できる。
足腰が不自由になった時には、ベンチ式の昇降機で2階へ上がれるよう計画している。
農家の薄暗い内部空間は、ワンルーム化し大きなトップライトを設けることで、明るく冬でも暖かい空間に生まれ変わる。
古い農家の骨組みは100年は保つ。
寿命の長い構造体を活かすには、プランはルーズな方が良いと考えた。
※詳しくはこちら
■data
設計:survival design 須永豪
設計期間:2001年11月
主要用途:専用住宅
家族構成:夫婦
規模:地上2階
建築面積:118.66m2(35.89坪)
1F床面積:41.05m2(12.41坪)
2F床面積:118.66m2(35.89坪)
延床面積:159.71m2(48.30坪)
このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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