上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
日本経済の顔は、平成の間に大きく変わった。
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平成の間に、日経平均は
平成最後の日経平均株価は、22,258円73銭。
昭和最後の日経平均株価は30,209円54銭。
平成の間に、日経平均は26%下がったことになります。
日経平均は株価指数なので、株価が高い企業の影響を受けます。株価が高い企業は、その時点の花形企業であるなど、世相を反映しているともいえます。
現在、日経平均株価に大きな影響を与える二大銘柄は、以下の通りです。
1位はファーストリテイリング。(影響割合:10.60%)
2位はソフトバンクグループ。(影響割合:5.72%)
二つの会社の株価がそれぞれ1000円下がると、他の銘柄が横ばいであったとしても、日経平均はおよそ163円下がることになります。2つの銘柄の株価が大きく動くと、日本経済全体が良くなったり悪くなったりしたような錯覚を感じてしまいます。これから株式投資をされる方は、その点を頭に入れておく必要があるでしょう。
両社とも平成になってから株式を上場して大きくなった会社です。
発祥の地はそれぞれ山口県と福岡県で、東京都ではありません。
お客様が株式投資をされる時、弊社ではこのようなことをお話しします。
「大都市の一等地だけでなく、田舎ののどかな無人駅の近くにも、いい銘柄(上場企業)がある。本社にお金をかけなくて済んでいる会社、地方のお客様を大事にしながら地道に頑張っている会社の中に、業績の良い会社がたくさんある。名前が有名だからいい銘柄とは限らない。」
田舎で起業している小さな会社は、最初は見向きもされないのだけれど、誰かのお墨付きをもらうと途端に大きくなっていきます。
30年前のバブルの時は
都心に不動産を多く持っている会社の株価が高くなり、パソコンが本格的に普及し始めた今から20年前は電気機器などITにかかわる製造業の株価が高くなりました。
株式投資は、お金がふえるから面白いのではなく、株価の上がり下がりで時代や景気の波を感じたりできるから面白いのではないかと感じます。
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