大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「日本の英語教育の Insanity」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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日本の英語教育の Insanity

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日本の英語教育 2011-11-18 15:09

“Insanity” を英和辞書で調べると: 精神障害、狂気、無鉄砲、愚かさ。

あらあら、これだけですか? “Insanity”をこんな日本語に置き換えても、本当の英語理解にはほど遠いですね。

辞書を片手に一生懸命英語を日本語に置き換えているうちに、英語の意味は状況によってどんどん変わっていきます。 
Active な英語に追い付き、意味を想像、そして創造出来るようにならないと、英語どころか世界標準の考え方にも取り残されてしまいます。 TPPの交渉テーブルに「全てを載せる」と言ったとか言わないとかでもめるより、日本政府が使った英語をアメリカ側がどのように想像、そして創造したのかを、分析してみたらいいのに。 

そしてそれを公表したら、ずいぶん日本人の英語勉強に役に立つのにと思ってしまいます。

もちろん、当たり前のように、日本の英語教育は何十年も同じ教え方を続けています。 

「想像」と「創造」から遠いところで。 頑張る日本人。 何十年も同じ方法で一生懸命英語を勉強して来ました。

早い方がいいよ~とまだ歯も揃ってない子にA,B,C! DVD教材花盛り。 普段見たこともない動物のカードを見て、”What animal do you like?”。 

小学生から英検を!と解答集の暗記。 謎解きのような文法問題集。 退屈で拷問のような学校英語教科書。 

電子辞書を抱えてひたすら日本語訳。 日本語を解読するだけのような文法授業[長文読解、 関係代名詞所有格、限定詞、間接話法、共通認識のthe・・・・・・・・・(これだけで何ページも出来そうです)]。  

文脈も何もない単語の丸暗記。 英会話と称してフレーズ暗記。 TOEFLアップ!と大人になっても問題集。 

外国人と向き合っても話す内容がないから相槌だけの英会話。 などなど・・・・。

もし、これらの教育法、学習法に本当に効果があるのなら、日本人はとっくの昔に英語の達人になっているはずですよね。 

中学から全員英語を習い始めて何十年、英語塾の歴史も何十年。 幼児英会話も少子化前、わんさか子供のいる頃から花盛り。 

巷の英会話学校の歴史も何十年。 

・・・・・・・・・・

未だに日本人の英語が出来ないのは、ずっとやってきた勉強法に効果がないということになりませんか? 効果がないのに、ずっとずっと同じことを繰り返している日本の英語教育。 

アインシュタインなら日本の英語教育にこんなタイトルをつけるかも知れません。

“Insanity” (アインシュタインの定義)-Doing the same thing over and over again and expecting different results.
[同じことを何度も何度も繰り返して、こんどこそ違う結果が出るだろうと期待すること。] 

これが “Insanity”。 日本の英語教育。


どうしたらInsanityを治せるかと30余年経ちました。 
[英語を教える]のではなく、[英語を理解出来る能力を育てること]に挑戦しました。  カナダの大学でも研究しながら最新の科学を取り入れた教授法をどんどん試しています。 

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カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」
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