大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
「論理的・具体的な英語エッセイを書きたい!」日本人の陥る典型的な間違いを直すレッスン
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英語エッセイの本場カナダから日本の生徒向けに、オンラインエッセイプログラムを開講しています。
Systematic Essay Writing (SEW)と名付けたこのプログラムは、論理・数学・A.I.の専門家Robert McMillanが日本の生徒の脳に英語の論理的思考法を吹き込んでいく画期的な内容です。
Unit 0neを無料で体験出来るキャンペーン中ですので、小学生から社会人まで、たくさんの方たちが体験受講してくれています。
体験受講生のエッセイプラン指導を通じて、とても興味深いことが見えて来ました。
プランの段階で「日本人思考の癖」が満開です。
しかも、年齢に関わりなくです。
むしろ、大人の方が乗り越える壁は高いなとも感じます。
例えば、Unit Oneでは「自分の行きたい所」についてエッセイプランを立てます。
まず最初の10レッスンほどは、”I”を主役として、自分の事を書く練習からです。
カナダの小学生・中学生たちが学校で嫌になるほど訓練されるエッセイの基本も”I”を主役にするものです。
1人称で論理的なエッセイが書けると、やっと次のもっと大きなテーマを扱えるようになって来ます。
✏️✏️✏️✏️✏️
見本に使っているのがRobertのオリジナルエッセイのプランです。
I want to go to Vietnam. (トピックセンテンスは短く明確に)
1. I want to hear and speak the Vietnamese language
(理由のトピックセンテンスも明確・単純に。ふたつの理由を一緒に書かないこと。)
(次は、理由にあげた言語がなぜ好きなのかを箇条書きで、出来るだけ具体的に。)
- soft
- gentle
2. I love Vietnamese food
- pho noodles
- dumplings
- fruit
3. I am interested in the people
- friendly
- ethnic groups
ここまで出来ると、あとは詳細を付け加え、エッセイを書くのみです。
ややこしい文章も長い文章も必要ありません。
むしろ、短く、具体的でわかりやすい文章のエッセイの方が評価が高いのが現実です。
✏️✏️✏️✏️✏️
次にご紹介するのは、体験受講から完全版に登録、メキメキと力を付けている小学6年生が書いた完成させたプランです。 Robertからかなりのアドバイスをもらい、完璧なプランが出来ました。
I want to go to Canada. (合格!)
1.I want to go to summer camp. (わかりやすい!)
-lots of teachers (具体的です)
-new friends
-good experiences
2.I want to see my cousins. (明確です)
-have not seen them for a while
-make me happy (どんな従兄弟なのか目の前に見えるようです)
3.There are a lot of good restaurants. (お〜〜)
-Pirate Pak (実際の名前が出るのは効果的です)
-new food
あとは、1の理由で「どんな先生がいて」「どんな経験が出来て」、2の理由で「従兄弟の詳細」と、3の理由では「どんな食べ物が出てくるのか」などを埋めていくとエッセイになります。
✏️✏️✏️✏️✏️
ところが、大人になり、すでに「日本語思考」の脳が出来上がり、日本社会に慣れきった思考過程を、英語の論理的・具体的なものに変えるのは、相当のチャレンジです。
アドバイスしても、何か抵抗があるのかどうか、直してくれない場合が多々あります。
従って「エッセイは難しい。。。」と体験版だけで終わる確率が高いのが、日本の大人の受講生です、残念ながら。
I want to go to Norway. (トピックセンテンスは合格!)
1.I have never been to Norway. これは理由にはなりません。
日本人特有の考え方でしょうか、「否定的」な理由を使うことが多いですが、それは有効な理由とは言えません。
Robertからのアドバイスは:I have never been to Syria, but I don't want to go. (It's dangerous!)
「行ったことがない」=「そこに行きたい」とは論理的なつながりはありません。
2.A friend of mine lives in Norway.
「友達のひとりが住んでいるから」=「そこに行きたい」とは、同じく論理的な式が成り立ちません。
いろんな場所に友達は住んでいるでしょうが、必ずしもそこに行きたいかと言えば、別の理由があるはず。
例えば、「その友達に会いたい!」
これが理由になるべきです。
一般的な状況説明では”I want to go….”の理由にはなりません。
3.I am interested in the nature and culture of Norway.
OK! でも、ひとつの理由の中にふたつの要素があります。
ひとつに絞らないと、すぐにトピックが逸れますよ。
書き直してくれた理由ですが、なぜか具体例まで一緒の文になっています。
指示通りにやってくれないのも、日本の大人の受講生の傾向です。
非常に不思議な現象です。
1.There lives my friend. I want to see her. (どうしても「友達が住んでいる」を理由にしたい!が感じられる書き方ですね。 Robertの説明に納得いかなかったかな?)
2.I am interested in the culture of Norway such as art, music and architecture.
(art, music, architectureのどれかひとつに絞り、その具体例を入れるともっとわかりやすいRight On!の理由になるのにな〜と)
3.I love nature of Norway. I want to explore the mountain. (natureが好き!というより、山登りがしたい!の方がよっぽど英語エッセイ向きなんですが。 あとはどの山なのかの名前をみつけるだけですからね。 理由の文の意味が広すぎるのが痛いです。)
論理的なエッセイを書くためには、一般的なことと具体的なこととの区別を理解することが重要です。
一般的な広範囲のことから、徐々に具体的で特定したことに移っていくのが思考の順序です。
1.トピックセンテンスは、広くて、誰にでも使えそうな一般的な内容を使います。 I want to go to Norway.
2.理由の最初の文も、ある程度広い一般的な内容が必要です。
例えば、I want to climb a mountain. (まだどんな山なのかは特定しません。)
3.そしていよいよ理由を説明する中で非常に細かい具体例が出てきます。
例えば - glacier (氷河が見えるかも) - ski (スキーで下れるかも) などなど
この順番が、正にクリティカル・シンキング思考法の順番です。
そして、無料版Unit Oneを理解した後は、つまりクリティカル・シンキングの入り口を理解した後は、完全版で非常にスムーズにエッセイ特訓が進んでいることもお伝えしておきます。
特に小学生・中学生の受講生の学ぶスピードがすごい!
こんな簡単な思考の仕組みをちょっとだけ習うだけで、論理的・具体的「英語エッセイ」 が書けるルートに乗れるということですね。
若い脳の小学生・中学生など、学生が大活躍を見せているSystematic Essay Writing オンライン。
大人の方にももっともっと頑張っていただきたいですね!
エッセイプランへの添削でがっかりし、「エッセイは無理。。。」と投げ出す前に、どんな見本があり、どんなアドバイスが来て、どんな指示をもらって、そして果たして指示には従っているのか、などなど、よく考えて下さい。
それが「なぜ?」と「観察」からすべてが始まるクリティカル・シンキング理解にもつながりますから。
“I want to go to Norway.” の方にはRobertからこんなお願いが数回飛んで行ってました。
理由と具体例とは分けてね。 具体例は箇条書きにしてね、と。
”You have some good ideas, but please put them in this style.”
I want to go to Vietnam.
1. I want to hear and speak the Vietnamese language
- soft
- gentle
2. I love Vietnamese food
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教育レベルも高く、大いなる潜在能力を持っている日本のみなさん。
「英語が出来るようになる」=「クリティカル・シンキングを理解出来る」
「クリティカル・シンキングを理解出来る」=「論理的・具体的エッセイが書ける」
こんな公式を頭において、頑張って下さい。
腕まくりしてお手伝いさせていただきます。
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以前は外部サイトCanvasを使ってのレッスンでしたが、独自レッスンサイトに切り替えが完了しました。
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