対象:リフォーム・増改築
夫の両親と同居するために、築50年近い一軒家を丸ごとリフォームする事になりました。義父の知人の工務店に依頼することになりましたが、初めて図面が出来た時の打ち合わせで、工事が始まってから、キッチンやバス等の内装ををゆっくり考えてもよいと言う話をされましたがそれで大丈夫なのでしょうか?
全てを決めて、見積もりで総額を確認してから工事に入らなくては金額が変わってしまいますよね?
総額を出さないうちに工事を始めるということは通常行われている事なのでしょうか?
それと、容積率を知らないで図面を作成してきましたが、リフォームでは調べなくても良いのでしょうか?それともばれなければ大丈夫という感じなのでしょうか?
1階も2階も面積を増やしてあり心配になって先ほど調べたところ、建ぺい率50、容積率100でした。もしこれを超えて建築してしまった場合どうなるのでしょうか?
きちんとした工務店なのか不安です。
是非ご回答お願い致します。
ぱるっこさん ( 東京都 / 女性 / 38歳 )
回答:3件
漆原 智
建築家
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リフォーム工事着工後に内装を決めるについて
ぱるっこ さん、初めまして。
着工後に、内装を決めることはよくあります。
しかし、見積もりでは、この材料の場合おいくらですと明示しておかないとトラブルのもとになりますね。
通常は、使う素材のグレードは取り決めしておいて、後で色を選定する程度です。
キッチンやバスなどは、グレードにより差が出てきますから、どのレベルで考えているのか、
教えてもらったほうが良いと思います。
着工時には、契約を取り交わすのが通常ですので、総額が決まると思います。
ずるずる工事を始めると、後で追加がでてくる場合もありますので、どこまでが工事範囲かは確認が必要ですね。
リフォームでも、現行法規に遵守する必要がありますので、建ぺい率や容積率などのオーバーは、
違反建築になってしまいます。
場合により、是正命令を受けることがありますので、よく確認をされてください。
参考になれば幸いです。
渡邉 松男
建築家
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『確認申請提出と契約』
リフォームということで、完成後が楽しみですね。
いままでとは違った空間に感動されることでしょうね。
さて、容積率については文面だけでは判断しかねますが、
もう一つの質問については、
工事をしながら仕様、仕上を決めていくこともありますね。
そのやり方ですと、より現場に即した完成度の高い仕上を期待できますしね。
とにかく、工務店さんの進め方は一様ではなく、様々ですからね。
但し、リフォームは日常生活を進めながらの工事になりますから
予算についてや、作業を進める業者さんへの配慮などの
ストレスも小さくないですよね。
弊社の場合でお話すれば、設計相談から見積もり作業での段階で
法的確認(確認申請の必要性など)、空気環境、湿気具合、
既存住宅の耐震としての構造、仕様の確認を行います。
限界はありますが、床下や天井裏。
加えて、どうみても怪しいところは解体(一部)して現状確認に努めます。
その上で、リフォームの提案とそれに伴うお見積書を提出します。
もちろん、予測不能の分として(特に構造とシロアリ被害)の予備予算のお願いをします。
よって、『契約』をする段階では一旦、仕上や仕様が決まっています。
その後、実施設計ではそれをより具体化しますね。
ということで、工事着工前にはほとんどが決まっていることになりますね。
業者の立場からしても、あとで『そんなの聞いてない』とか
『払えない』なんてことにならない為にも、『着工前』での仕様決定は大切ですね。
最後迄、気持ちよくお仕事のお手伝いができたなら
なんて素敵なことでしょう。
阪本 貴洋
リフォームコーディネーター
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知人であるからこそ相見積がお奨めです
*快適にリフォームをするために
ぱるっこ様
お世話になります。
漆原様と渡邉様のご意見と重複するところもありますが、
リフォームをして本来は、
『良かった』
『住みやすく快適になった』
というのがあるべき姿であると思います。
**見積書をもらい契約書は必ず交わしましょう
後々のトラブルを避けるため、
お互いの為に着工前には必ず''見積書'の提出があり、
そして納得がいけば'''契約書''を交わします。
これがないと、「工事の範囲と総額」がわかりませんので
どれが追加工事か?追加でないのか?ということもわかりません。
**仕様がわかるようにしてもらいましょう
仕様とは、簡単にご理解いただけるように書くと、
''どのメーカーのこんなグレードのあんな色''
ということです。
この仕様の中の''あんな色''は、着工後に指定してもらうことも意外と多いです。
しかし、''どのメーカーのこんなグレード''についてわからないということは、
【イメージ】【金額】など、まったく想像できないということになります。
というよりも決定していないとぱるっこ様の不安的中・・・
という可能性は上がります。
ちなみにキッチンやバスは、内装ではなく''住宅設備''になります。
この仕様(色以外)がわからないと、給水給湯工事や排水工事も
きちんとできなくなりますのでご注意ください。
**2〜3社は、相見積をとりましょう
義父の知人の工務店様ということですが、
「知人であるメリットもあれば、
知人であるがためのデメリットもある」
ということも覚えておいてください。
***相見積をとると先方の気分が悪くなるのでは?
というご質問も受けたりしますが、
この疑問も先ほど述べました''知人であるがためのデメリット''の一つです。
この業界に限らず通常行われていることですので
そういうことも含め''規模の大きいリフォーム''であることには間違いないのですから、
後悔しないためにも2〜3つの見積をとる事をお奨めします。
(現在のポイント:-pt)
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