対象:住宅設計・構造
両親、私達夫婦(子2人)、弟夫婦(子1人)、母の弟の10名での住居のご相談です。
自営業でして、一階に12畳ぐらいの仕事部屋が必要です。
車は1台。今は都心の三階建てに6人で住んで居ますが、両親も年なので一緒にと考えています。
キッチン2、トイレ3、両親1、私達3、弟夫婦2部屋で考えています弟夫婦は独立タイプにして、私達夫婦は両親と共同にします。リビングはみんなで使えるようにしたいです。
色々見ましたが、普通の住居しかなくこちらにお聞きいたしました。
どのくらいの広さが必要ですか?
メイ0420さん ( 東京都 / 女性 / 41歳 )
回答:5件
ホームエレベーターで多世帯を繋ぐ家
横浜の設計事務所です。
例えばという意味で土地条件によると思いますが、多世帯をホームエレベーターで
各階を繋ぐ家というのもありかと思います。
避難用に外階段等は必要ですが、1階に仕事部屋と共通の玄関。
エレベーターを2階で降りると全世帯共通のリビングとバスルーム。
3階は質問者さんとご両親の部屋。
4階は弟さんご夫婦の部屋。
各階をエレベーターで繋ぐことにより、各個の独立性と共有性、住居面積の節約
などが図れます。
もちろん4階となると敷地条件や構造上の条件も変わります。
敷地が広ければ3階や2階の中でこうした形式にすることもできます。
多世帯で住むというのは、核家族化がこれまで進んできましたが、回帰した新しい
住まい方としてこれから注目されると思います。
ただし、昔の多世帯と違ってある程度のプライバシーが必須です。
マンションやテラスハウスと戸建て住宅の中間のような形式での一戸建て住宅と
いうのは多世帯住宅の一つの回答だと思います。
その一例ですが。こんなやり方もありますということで。
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
回答専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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志田 茂
建築家
2
3世代住宅に必要な面積
以前、7人の2世帯住宅(2・5世帯とも言えます)を設計しました。
施主夫婦+おこさん2人+ご両親+施主姉妹1人。
さらに、施主義父も将来いっしょに暮らす事も想定しましたので、
全部で8人と言ってもいいかもしれません。
その家の大きさは 延べ148m2(約44坪) 3階建て です。
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メイ0420さんの条件で考えると、
延べ180m2(約55坪)~200m2(約60坪)
の延べ面積が必要なように考えられます。
ご家族の人数や構成が多く「家」としてはかなり複雑になりますので、
具体的にはお話を聞きながら設計をしないとなんとも言えない事ではあります。
土地の大きさにより、3階建てで済むのか4階建てになるのか、という感じです。
(もちろん、大きな土地ならば2階建てという事もありますが・・)
逆に土地の面積から、「この大きさしかできない」と決まりますので
そこでどう折り合いをつけるか、という事にもなると思います。
明確にはお答えできませんが、ご参考にしてください。
志田茂建築設計事務所 志田
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私のところで設計した2世帯住宅ですが
よろしければ、ご参考までに ご覧ください。
http://s-coco.net/works/No.4/No.4_0.html
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島崎 義治
建築家
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まずは、構想を具体的な形に表わしてゆきましょう
3世代、4つの家族のお住まいを一から共に考えてゆくことは、大変ですが、しかしとても楽しい作業になりますし、今後共同生活をされてゆく上でも重要なことではないかと思います。
設計を進めてみないとはっきりはしませんが、最低限としては70坪から90坪程度ではないでしょうか。ただ、設計のやり方によってはもっと少ない面積で可能かもしれませんので、具体的に考えてゆく必要があります。また、敷地の場所や面積、また予算などの条件も考える必要があります。
そして、何より、リビングとご家族とのつながり方をどのようにするかが最も重要なことではないでしょうか。建築家の能力が表れ、試される部分であると思います。
まずは、構想を具体的な形に表わしてゆくことから始める必要があります。またサポートしてくれる建築家を選定する必要もあると思います。わからないことがあれば、ご遠慮なく相談してください。
これからの社会において、共同、共有、共生といったキーワードからいろいろの豊かなイメージが湧きあがってきます。ぜひ、大家族の集まるすばらしいお住まいを実現してください。
島崎義治/株式会社島崎義治建築設計事務所
2012/13グッドデザイン賞を受賞しました
http://architect-studio.com
宮原 輝夫
建築家
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3世帯の参考事例として
メイ0420様
はじめまして、宮原建築設計室の宮原輝夫と申します。
さて、2世帯住宅と違い、3世帯・4世帯同居の住宅となると雑誌やインターネットで探しても、
参考となる事例が少なく、色々とお悩みの事と思います。
多世帯同居の住宅は、各人のご要望、個々のご家庭の中でのご要望、全体としてのご要望、
分割登記の問題、相続の問題、共有する部分としない部分の仕分け、などなど、
私たち専門家であっても全てを把握し、より良いご提案を行う事はとても難しい作業です。
ですので、ここでは安易な回答は控え、私共で設計した参考事例のみご紹介致します。
「TTN邸 -都市の拡大家族の家-」
家族構成は、親世帯(夫婦2人)、長女家庭(夫婦2人+子供2人)、次女家庭(夫婦2人+子供1人)の合計9人です。
詳細は下記のリンクよりご覧頂けます。
「TTN邸 -都市の拡大家族の家-」
http://www.miyahara-arch.com/concept_house_ttn.html
または、
http://www.architect-works.com/index_h_ttn.html
まで。
ちなみに、TTN邸は下記のアワードを受賞しております。
第9回あたたかな住空間デザインコンペ 優秀賞
日本建築家協会 優秀建築選2006 入選
第3回 World Architecture Community Award
少しでも参考になれば幸いです。
宮原輝夫 / 宮原建築設計室
http://www.miyahara-arch.com/
(現在のポイント:2pt)
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