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対象:新築工事・施工

天井の断熱材について

住宅・不動産 新築工事・施工 2011/01/11 23:46

現在家を建築中です。
2階天井の断熱材についてお聞きします。
施工会社と打ち合わせした断熱材はグラスウール厚さ155mm、熱抵抗値が4.1のものでしたが、断熱材が不足していてなかなか入ってこないという理由で違う断熱材が入れてありました。施工会社の人は同程度のものを使用と言っておりましたがよく調べたらグラスウール厚さ105mm熱抵抗値2.8の断熱材です。

もう工事が進んでいて天井はクロスが張られているのですが、打ち合わせと違うものなので変更もしくは今ある断熱材の上に重ねて断熱材をはってもらおうか検討中です。

今の段階から天井の断熱材は代えることが出来るのでしょうか?
今ある断熱材のうえに断熱材を重ねる方法で、厚さ105+105、熱抵抗値2.8+2.8の断熱効果があると考えてよいのでしょうか?
また、その時の施工の注意する点があったら教えてください

hakaさん ( 神奈川県 / 女性 / 35歳 )

回答:1件

稲見 公介

稲見 公介
建築家

4 good

熱抵抗値

2011/01/12 00:17 詳細リンク
(5.0)

熱抵抗(R)(m2・ K/W )は、材料の厚み(d)(m)÷材料の熱伝導率(λ)( W/ m・ K )で計算できます。
数値が大きいほど断熱性能がよくなります。
施工業者の方が同程度といっているのは、熱伝導率のことだと思われます。
高性能GW16kg相当ですと熱伝導率は0.038 W/(m・K)

155mmは0.155Mなので 0.155÷0.038=4.0789・・・ 約熱抵抗値 4.1
105mmは0.105Mなので 0.105÷0.038=2.7631・・・ 約熱抵抗値 2.8

となりますので、同等の性能の断熱材を使っておりますが、厚さが打ち合わせ段階と違うので、あきらかに断熱材不足なので、断熱補強をすることをお勧めいたします。

施工業者様の断熱材のおさまりがどうなっているかはわかりませんので、適正なおさまりであるという前提でお話しさせていただきます。

単純に断熱補強をするとして
105+105=210mmは0.21Mなので 0.21÷0.038=5.52631・・・約熱抵抗値 5.5
となりますので、断熱効果として約2倍の性能を発揮すると考えて大丈夫です。
あとは、施工の仕方になります。
断熱材は、つぶさないように隙間無く敷き詰めないと効果は100%発揮されません。
事前に敷き詰めた断熱材をつぶさないで、隙間無く敷き詰めることができる状況でしたら、現状の断熱材の上に105mmの同じ断熱材を敷き詰めてください。

それが難しいようであれば・・・
予算が施工業者さんがかかるので嫌だと言われるかもしれませんが・・・
天井の断熱材を一度すべてとりはらい、天井下地の上に、気密シートを張り、その上に人が潜って高性能GW16kgを155mm以上ブローする施工方法があります。

もしくは、現状の断熱材の上に、アイシネンや現場発泡ウレタンを、熱抵抗値 4.1以上になるようにもぐって発泡させる方法もあります。

どちらの方法でも、天井点検口は、次世代省エネルギー基準対応の断熱点検口にしてあげてください。

断熱材
施工方法
断熱

評価・お礼

hakaさん

2011/01/12 10:07

稲見様、回答ありがとうございました。

素人なもので2点質問させて頂きたいのですが、
天井の断熱材の適正なおさまりとはどういうおさまりなのでしょうか?
建物は寄棟で天井裏の利用はありません。
下からしか見ると木の枠の上に乗せてあるだけのように思います。

あと、断熱材を重ねてひく場合現状の断熱材の上に乗ってひいてくと思われるのですが、
つぶさないようにひくことは可能なのでしょうか?

稲見 公介

稲見 公介

2011/01/13 10:23

ご評価有り難うございます。遅ればせながら追加の回答をいたします。

天井断熱材の適正なおさまりですが・・・
神奈川県ということでフィルム付きのグラスウールを敷き詰めていると断熱材の数値で判断しておりますので、その前提でお話をさせていただきます。

適正なおさまりとは・・・
木の枠の上に乗っているのは問題ないのですが・・・
グラスウールを、隙間無くつぶさないで納めているかどうかということになります。
天井点検口を除いてみて、隙間があったりグラスウールの袋がつぶれていたら、断熱補強のときにその状況もなおしてもらうことをお勧めいたします。

断熱材をつぶさないように敷くには、各部屋の目立たないところ(収納の上など)に天井点検口を作ってもらい、その部屋単位でメンテナンスできる状況を作ります。
その上で人が作業するスペースのグラスウールを一度取り除きます。
そして、奥から順番に断熱材を敷き詰めていき、作業しなくなった作業スペースも順番に断熱材を敷き詰めて、最後に点検口まわりの断熱材を敷き詰めることで、つぶさないで断熱材を敷き詰めることが出来ます。
また、その際に天井点検口は、次世代省エネルギー基準対応の断熱天井点検口にすることをお勧めいたします。

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