対象:経営コンサルティング
藤島 淑子
経営コンサルタント
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まずはチームづくりに取り組んではいかがでしょう?
短期、長期それぞれの課題がどういうものかにもよりますが、
たとえば、既存事業で収益を上げるのが短期、将来の事業展開のために投資的活動を
行うのが長期、という違いなのであれば、両者の性質は大きく異なります。
こういう状況の場合、一人で全てを行おうとすると、なかなか難しいものです。
誰でも、目の前の数字を追っているときには将来のこと、ましてや現状とは違う新規事業の
ことなど考えられない(考えている場合ではない)ですよね。
逆に、長期の展開を考える際、目の前の既存事業に深く入り込んでいると、
現状の問題や課題に思考が制約されて、新しい発想を阻害してしまうことにもなります。
こういうときには、チームで役割分担をする必要があります。
長期の課題に主に取り組む人(部門)、短期の課題に主に取り組む人(部門)と、
それぞれの役割やミッションを明確にして、チームで取り組んでみてはいかがでしょうか。
もちろん、会社として目指すべき方向は同じはずですから、ベースの部分での方向性や
ビジョンは共有しておく必要があります。
その上で、
・なぜ、今このような短期的課題に取り組む必要があるのか、
・なぜ、今からこんなに先のことに取り組まなければならないのか、
といった、各テーマの位置づけや重要性までを全員の共通認識とし、役割分担へと
繋げてみてください。
長期・短期のテーマだけでなく、
・対外的な数値結果が求められる業務 と 社内基盤整備等の定性成果が求められる業務
・プロフェッショナルな専門業務 と マネジメント業務
など、大きく性質の異なる2つの業務を同時並行的に行うのは、誰にとっても難しいことです。
でもどれも会社にとっては必要で、これらを同時並行で行えるようにするために、
組織やチームというのがあるのだと思います。
まずは、現在の問題意識を共有できる仲間(同志)をできるだけ多くつくれるように、
チーム作りに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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