対象:経営コンサルティング
SOHOで5年間事業を行ってきましたが、一度、第三者の目で今の経営状況を診断してもらいたいと考えています。知人が中小企業診断士の資格を持っているのですが、中小企業診断士とはどのような資格で、どんなアドバイスをしてくれるものなのでしょう?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
回答:1件
田邉 康雄
経営コンサルタント
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中小企業診断協会への問合せをお勧めします。
''中小企業診断士''のひとりとしてお答えします。これは経済産業大臣登録の資格です。合格するには、経営に対する総合的な知識(一次試験)と国の''中小企業支援施策''に関する知見(二次試験)に合格し、その上で2週間の診断実習(3次試験)に合格したものに与えられます。
―― ''税理士''さんと比較してみます。一年間の営業実績を踏まえて「損益計算書」と「貸借対照表」を作成する「士業者」が税理士さんです。そして3年〜5年先のP/LとB/Sを設計する「士業者」が''中小企業診断士'です。
―― これを設計するために、過去3〜5年間のP/LとB/Sを解析します。多くの''中小企業診断士''は解析ツールを持っています。私も自分で作成した経営分析ソフト(MS-EXCEL)をもっています。''経営コンサルティング''を依頼された企業に対しては最初にこれを使って経営分析します。
―― これらの解析ツールを駆使して現状の問題点を明らかにして今後の会社の努力方向をアドバイスします。例えば、人件費が漸増傾向にあれば労務倒産の危険がありますから、
あるいは売上高が増加しているのに利益が減少しているのであれば、商品の付加価値が下がっているのですから新製品開発に力を入れることをアドバイスします。
―― ''中小企業診断士''は、単に数字でアドバイスするにとどまりません。これは入り口に過ぎません。それぞれの''中小企業診断士''は専門性をもっています。販売に強い人もおれば、製造に強い人もいます。
自社にもっとも適した診断士を探すには、''中小企業診断士''を正会員とする中小企業診断協会に問い合わせることをお勧めします。私も正会員です。
(現在のポイント:-pt)
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