対象:投資相談
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吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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投資信託も株や債券に投資しています。
はじめまして、マクシーモフさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野です。
投資信託はご存知だと思いますが、株や債券などに投資をしています。
株や債券に投資をすると配当金が出ますよね。
株の場合は確定ではありませんが、債券の場合は額面に対してどれだけの配当金を出すと約束されています。
その配当金が基準価額の中に含まれていく仕組みです。
ですので、株や債券で運用している場合、株価や債券の価額が変わらないとしても配当金が出れば、投資信託の基準価額は増えます。
では、なぜ分配金が出ない方が有利かと言うと、分配金が出る時に購入した価額より多い部分(普通配当と言い、要は利益部分)には、税金がかかります。
それを複利運用するのと、配当金が出ていても分配金が出ずにそれが再投資されていると税金が引かれないものを再投資するので、その分は複利効果が期待できます。
税金は、実際の取引にかかります。分配金の払い出しや解約などの時です。
また、購入した価額より低い価額の時に分配金が出た場合は、特別配当と言い、税金はかかりませんので、無分配と同じ効果があります。
では何故、基準価額の高いものを見かけないのでしょう?
それは、買い手の心理も考えての事でしょう。
始めは基準価額は1万円ですが、では、運用がよく基準価額がどんどん上がったファンドをはじめて買う人はどう思うでしょう。
基準価額5万円だと、1万円で買おうとしても2000口しか購入できませんね。初めて買おうとした人は少し考えますよね。
しかし私の取り扱っているファンドの中には、基準価額を10万円にするという目標を持ったファンドもあります。
この口数というのも複利に大きな影響を与えます。分配金は口数に応じて出されますので分配金が出るファンドの場合は、同じ金額で購入したとしても口数が多い(基準価額が低い)方が有利です。
また何かありましたらご相談下さい。
補足
基準価額の変動の理由をもうひとつお伝えしておきます。
投資信託は、いろんな投資対象へ投資をしていますが、株式などの場合は、投資した会社の運営の見通しが良くない場合などに株式の売却をして銘柄変更をする場合もあります。
そういった銘柄変更の際の株式の売却益や売却損も基準価額に繁栄されます。
(現在のポイント:4pt)
この回答の相談
投資信託に興味を持っています。最近基準価格も下がってきており、狙い目かなとも思いますが、正直利益を出す仕組みが分かりません。たとえば、100万円を1万円の基準価格で買ったとしま… [続きを読む]
マクシーモフさん (愛知県/38歳/男性)
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