Re:犬の結腸直腸切除手術後の死亡について

愛犬のご逝去を悼み、心からお悔み申し上げます。

お力になれず残念ですが、手術前の状態や術前検査の結果、
手術法の詳しい内容、術後に何が起きたのかがわからないため、
的確な答えを出すのは難しいと思います。
色々と教えていただいてはいるのですが、
実際に診ていない状況で情報の一部だけをうかがって意見を述べることは、
余計に混乱を招くことに繋がります。
もう一度かかりつけの先生とお話されることをお勧めします。

以下はそれを踏まえていただいた上での話になります。

腸管切除後すぐに起こる合併症には、
縫合部位の離開(縫い合わせた部分がくっつかず、腸管が壊死し、
お腹の中に腸内容物が漏れる)、細菌感染、腹膜炎があります。
手術前の状態、どういった方法での手術が必要だったのかにより、
手術の難しさは異なります。

肛門からの出血もあり、消毒が必要ではなかったのかということですが、
出血の原因や程度によって必要な処置が変わってきます。
ただ少なくとも腸管の消毒はできません。

体力がどの程度なかったのかがわかりませんので、
それが死因だったのかについては何とも申し上げることができません。
術後に何か重大なことが起きてしまったのかもしれませんし、
麻酔をきっかけに内臓疾患などが顕れてしまったのかもしれません。
また「狭心症の薬」とありますが、犬で人の狭心症にあたる病気はありません。
人の狭心症で使うお薬を使用することはありますが、
そういった薬を使用する状況にあったなら、
心臓にかなり重大な問題が起きていたということになります。
心臓病自体か、心臓病から呼吸不全に至ってしまい、
亡くなってしまった可能性もあるかもしれません。

推測してはみましたが、こういった場で考えるには非常に難しい問題だと思います。
かかりつけの先生にもう一度お話を伺ってみてはいかがでしょうか。