対象:住宅・不動産トラブル
回答数: 3件
回答数: 2件
回答数: 4件
藤原 鉄平
不動産コンサルタント
-
ご身内間の居住につきまして
- (
- 5.0
- )
初めまして。不動産コンサルタント藤原鉄平と申します。
ご質問は、法的なことに係る都合上、あくまで参考として回答させていただければと存じます。
>母が土地を売りたいから家を出て行けと言っています。
⇒法律上では、土地と建物の権利は、まったく別物です。ご質問の内容によれば、土地はお母様の所有、建物はご質問者様の所有でございます。よって、お母様には、建物に関する権利がありません。家を出ていかなければならないのは、逆にお母様のほうです。
土地を売りたいのであれば、自由に売ってもらっても構わないでしょう。建物の権利とは全く関係がありませんので。
ただし、建物は土地があってこそ存続しますので、お母様から土地利用料(地代)を請求された際には、当該金額を支払う必要があります。この点は、第三者に売却された場合も、同様です。
なお、地代の金額につきましては、金額に折り合いがつかないのであれば、調停(もしくは訴訟)になります。調停になったほうが、適正な金額が決められると思われます。(調停・訴訟と言っても特別な心配は要りません。)
お母様は、年金をもらっていますし、元気なようですので、ご質問者様に関する扶養義務の範疇から外れる可能性が高いと考えられます。(※お母様には自立をするだけの余裕があると考えられるためです。)
最終的に、地代相当額を請求された時に、もし居住を続けているようであれば、ご質問者様から、お母様に対し家賃相当額を請求すればよいかと存じます。
>出て行かないのら地上屋にでも売ってやると、兄。
⇒出ていかなければいけないのは、お兄様のほうです。お兄様には、何ら居住の権利はありません。ご質問者様に関して、お兄様に対する扶養義務は、特段見受けられません。純粋に、お兄様に建物の使用収益に見合う家賃相当額を請求すれば良いかと存じます。
昨今は、地上屋も景気が悪いです。買い取るとしても、かなり安い金額になるでしょう。
そもそも、担保が付いているような土地を地上屋が買うようには到底思えません。もし仮に抵当権が付いていなくとも、地上屋に買い取ってもらうことができれば、その後、時価相当額で買い取れる可能性も大いにあるかと思われます。今度もし、お兄様に言われたら、その提案を受けてもよいかと思います。
補足
>私達に土地を売る場合は母はキャッシュでよこせ
⇒お金がないのであれば、無理をして土地を購入する必要はありません。地代を払ったほうが安く済みます。
>実の親から土地を売却する場合高額になるのでしょうか?
⇒お金がないのであれば、無理をして土地を購入する必要はありません。地代を払ったほうが安く済みます。
>出来るのであれば、この家に住み続けたいと思っています。
⇒交渉ごとにおいては、ご質問者様の弱みを見せないほうが良いかと…。もし今後、お母様から、土地から建物ごと出ていけという法的根拠のない不当な主張をされるようであれば、逆にご質問者様から、お母様に対して建物買取請求を行えばよいかと思います…。(※もちろん、お母様もお兄様も、そんな金銭的余裕はないでしょうが…。)
【私からのご提案】
気がかかりなのは、お兄様が包丁を持ち出していること、そして、娘様がまだ若いということです。
娘様のためにも、そして、冷静な話し合いを確保するためにも、一旦身の安全を確保したうえで、早い段階にて、客観的な第三者(弁護士か司法書士)を間に立てた方がよろしいかと存じます。
お気持ちは苦しいかと存じますが、くれぐれも慎重かつ冷静に、お話を進めてください。
不動産コンサルタント藤原鉄平
任意売却|初めてのご相談は【ファイア・ワーカーズ】
http://fireworkers.jp/
評価・お礼
0517coco さん
2012/03/23 09:23
藤原様、
本当に具体的に有難うございます。
今はまだ両者の意見が対立しいる状態です。
今度、個別でご相談をまたさせて頂く事もあるかと思い
ますが宜しくお願い致します。
藤原 鉄平
2012/03/24 22:29
ご評価いただき、ありがとうございました。
当事者間だけで、問題を解決させることは難しいと思います。
回答にも記載させていただきましたが、早い段階にて、客観的な第三者(弁護士か司法書士)を間に立てた方がよろしいかと存じます。
娘様のためにも、くれぐれも慎重かつ適切な対応をとってくださいね。
ありがとうございました。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A