休日のつぶやき

私「いや～、色んな会社が増えて訳が分からなくなる事があります。」

大家「おいおい、いきなり何だい！全て任せているんだから、心配するような発言はよしてくれよ！」

私「申し込みが入ってから審査をしますが、その会社が存在しているかより、申し込んだ本人がこの会社に在籍しているのかが、問題でして・・・」

大家「そりゃそうだ！（嘘でこの会社に勤めてます）って、言われても、何かあったら困るよ。」

私「はい、困るのは私も同じです。遅延が始まると滞納に繋がり、やがて夜逃げ・・・最近、ＩＴ企業がＭ＆Ａや、外資系により横文字の企業もさらに多くなると、審査に時間を費やすようになりました。」

大家「会社は存在していても、本人自体をしっかり審査する方法は無いのかな？」

私「ありますよ！ダンゴねっとというものです。電話番号の利用状況を確認できるものです。現在の電話番号が最近他人から買い取られたりとか・・・」

大家「へぇ～、便利になったね！他には？」

私「う～ん、保証会社でしょうか。」

大家「以前から良く聞くけど、確か潰れた会社もあったよね？」

私「全てが同じでは有りませんし、実際に有効に利用されていますよ！」

大家「まるで、きつねと狸の化かしあいか？」

私「在籍会社という商売も存在します。」

大家「なんだいそれ？」

私「架空の会社に在籍していることにしてくれるんです。期間は３ヶ月くらい。その会社も簡単なホームページがあり、電話登録もしてあるもので、あまり審査を重視していない会社の管理物件には簡単にパス出来てしまうんです。」

大家「えぇ！そんなものが存在するのか？」

私「まぁ、彼らもタダでは請け負いません！費用は賃料の半額程度でしょうか。」

大家「礼金敷金がゼロ物件なら、このくらいの費用はだせるぞ！だから属性が悪い入居者もいろいろな物件が探せるのか？」

私「こんな理由からも、決して礼金敷金ゼロで早期空室が解消できても良いとは限りません！余計な仕事が増えれば損失となります。当社は１ヶ月ずつ契約金として用意出来るか出来ないかを、ひとつの指標にしています。」

大家「そうか、君のところのシステムは思いつきの契約ではなかったんだ？あははは！」

私「今から、遡ること１５年前くらいでは、礼金敷金がそれぞれ２ヶ月ずつ用意してもらいましたし、家賃も今より高いところが多かったですしね！そんな、時代からいろいろな時代の変遷があり、今があります。暴力団からの問い合わせもありましたし、黙ってペット不可物件で飼ってた入居者を追い出したことや、なかなか掃除代金を承諾しない人など、一応ノウハウは蓄積して来ました。でも、キツネと狸の化かしあいの様なものです。」

大家「そうか！くれぐれもうちの物件には、変な入居者だけは入れないでくれよ！」

私「あ、この間、宇宙人と契約しました！」

大家「こら！！笑」