物事の見方は色々です。
勉強をすることによって、理解が深まります。
ある銀行の例で考えます。
1.当銀行は業績も良く、貸倒れがほとんどありません
この銀行は、貸倒れがないことを自慢しています。
貸倒れがないので、業績も安定しています。
貸倒れがないというのは、どのようなことでしょうか。
銀行は貸出をするときには、貸出先の審査をします。
審査を厳しくして、優良な企業を相手に貸出をすれば
貸倒れを減らせます。
それでは、今のような厳しい時代は中小企業に貸出は
できないことになります。
なぜなら、ほとんどの中小企業は赤字ないし低収益
だからです。
そう考えると、そんな面倒見の悪い銀行はダメだという
こともできます。
2.銀行は預金者のお金を貸すのだから慎重な経営を
するのは、当たり前だ。
銀行が貸出すお金は預金者から預かったものです。
だから、貸出をするときには審査をし、担保、保証人を
お願いします。
そう考えると、貸倒れはあってはならない、できるだけ
ないようにするのは当然だともいえます。
貸倒れのない銀行は、良い銀行なのです。
このように、物事の見方はその人の立場、状況でも
違うのです。
やはり、中小企業は勉強あるのみ。
皆様の健闘をお祈りいたします。
このコラムに類似したコラム
「Japan Venture Awards 2014」公募スタート 片桐 実央 - 起業コンサルタント(2013/09/05 21:12)
美容室の経営・気が付いたら美容室が閉店していました! 森 大志 - 税理士(2013/05/22 17:51)
成功する美容室経営の美容師のための「美歴マガジン」5月27日創刊! 森 大志 - 税理士(2013/05/19 07:41)
新・東京企業戦略塾のご案内 森 大志 - 税理士(2013/04/06 22:47)
今日は、第30回の東京企業戦略塾の日です 森 大志 - 税理士(2013/03/21 08:01)