親の「その場しのぎ」教育が最も許せない - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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親の「その場しのぎ」教育が最も許せない

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きっと教育関係者の方の多くが

「子どもは変えられても、親は変えられない」

という考えに共感してもらえると思います。


子どもは、これから変わっていく過程にあり、

親は長い年月を経て形成された人格・性格をもつからです。



私は、一年中ほぼ毎日、誰かの相談メールや電話を受けています。



ときに、1000文字にわたって現状をメールされる方・お電話で半泣きで相談される方もいらっしゃいます。



約10年に渡る相談経験において、

最も許せないのが

【親のその場しのぎ】です。


※先に断っておくと、これ以上に許せないのが無関心です。しかし、無関心な方はそもそも塾屋に相談することもなければHPを見ることもないので直接出会うことが少ないのです。



子どもの勉強、言動における【その場しのぎ】は成長過程ですので大目に見ることができます。


また、悪気がない場合もありますし、今までそれをダメだと言われていなかっただけの場合もあります。


塾屋での指導だと、勉強のその場しのぎもさせず、言動のその場しのぎも認めていません。




しかし、保護者の方の【その場のしのぎ】はもうすでに固まった性格であるため、私たちでは手を出せない領域にあります。





よくある【親のその場しのぎ】は、以下の言動です。


1、懇談会のときに約束したことが数日も続かない


つまり、その懇談会のときだけは、これから子どものために協力する姿勢を見せるパターンです




2、急な方針転換をする


つまり、急に退塾したり、不要な教材を与えたりするパターンです




3、ご自身の言動が矛盾している


つまり、子どもに任せるといって家では口出しがひどかったり、成績を上げたいと言いながら子どもの現状を知らなかったりするパターンです






塾屋には、教育熱心な方が集まっています

なぜなら、教育熱心な方しか入塾できないからです。


教育熱心かどうかは【その場しのぎかどうか】でわかります。


メールしたとき、電話したとき、懇談会をしたとき【だけ】は、子どもの勉強が心配で心配で・・・


と言っていたのに、体験・入塾の段階になると、そのときとは別人になっていることがあります。



教育熱心な方は【その場の感情】で動きません。


塾は子どもの教育に関わり、長い場合5年以上も通う場所だからです。そんな大事な場所を、一時の感情や軽い感情で選びません。



私が

実際に行っているテクニックをこっそり教えると・・・


「入塾したい」と言われ最初の懇談会を行ったときに


「んー、教育熱心とはいえないな・・・」

「今までと保護者の方自身も変わろうとしているなら・・・」という場合があります。つまり、言動から教育熱心かがあやしい場合です。



そのときは、こうします。



【親子課題を与えて、後日来ていただく】

ということをします。


この課題は、とても簡単なことでも構いません。

例えば、「その日の授業で面白かった話を1つ、お母さんにしてください」でも「学校の宿題が終わったらお母さんに見せてください」でもいいです。


親子が関われる課題を1つ出します。


それを続けられるのか、そして後日いらっしゃるのかを見るのです。


このとき、【その場しのぎ】の方は、

二度目の懇談会には来ません。

(なかには、連絡さえ来ません


原因は、(推測ですが)

・課題を続けられなかった

・その場しのぎなので、すでに感情がなくなった

・すんなり入塾できない→めんどくさい

からでしょう。



そうすることで、一度目で「判断が難しい」という方をきちんと判断することができています。



そのため、二度目に来られた方は、仮に課題を継続していなくても、入塾としています。


課題が継続できなかったことを報告できるということは、恥ずかしい現状と向き合おうとしているということです。


そのうえで、来ていただいたということは、今までのことを変えたいと本気で思っているということです。





子どもを変えたい


と思っている方は、子どもに何でも与えて強制してくれる厳しい塾を選んでください。

それが一番早いです。

その代わり、その塾を出た後は・・・




子ども【と】変わりたい


と思っている方は、保護者の方にメッセージを送っていて、それに共感できる塾を選んでください。


保護者の方もその塾の生徒として学びながら、塾・家庭が一緒になって子どもを変えていけます。

そうすれば、子どもが塾を出ても、その教育は継続でき、その家系の大きな教育の土台になるでしょう。




塾屋も、その塾の1つです。

おかげさまで日本各地の方からメールやお電話をいただきます。

そのときによく書かれているのが「塾屋さんみたいな塾はありませんか?」という言葉です。


塾選びの基準としても読まれているんだなと背筋を正す思いで書いています。


ぜひ、日本各地の「塾を探している」教育熱心な保護者の方は、塾屋のブログ・ホームページをご覧ください。


塾屋のブログ http://ameblo.jp/jyukuya/


塾屋のホームページ http://www.jyukuya.jp/

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