流れを読む - 各種の新規事業・事業拡大 - 専門家プロファイル

下村 豊
株式会社CSプランナー 代表取締役
経営コンサルタント
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(時代の)流れを読むの第二弾です。


ワタミの宅食を耳にした、また車を見かけたという人は多いでしょう。


創業者は渡辺美樹社長です。


お酒を飲まれる方には、居酒屋の和民の創業社長と言った方が分かりやすいかもしれません。


飲食のノウハウから宅食に進出して、あっという間に、その業界のトップクラスの企業になっています。


また、高齢者介護施設にも進出し、こちらも業界トップ3に数えられるほどに成長しています。


和民を創業したのは1984年、他企業を買収しワタミタクショクとしたのが2008年、高齢者介護施設に参入したのが2005年と、どれも最近のことですが、前述のように急成長しています。


飲食に関しては、低価格化、顧客の趣向の多様化で、益々、メニューの煩雑化することにより、利益が出ししにく、大手もなかなか参入したがらない業界でした。


高齢者介護施設についても、ご存知のように介護従事者の待遇面が厳しく、今後、益々増えていくことが分かっていても、事業として成り立たせることが難しいと言われた産業でした。


現にコムスンで有名になったグッドウィルグループの破綻は、つい最近のことでした。


宅食、高齢者介護分野は、誰が考えても、今後、増えることは分かっていました。


ただ、事業として成り立たせる方法が見つからない、難しいと躊躇していたというのが現実でしょう。


その間に、渡辺美樹会長が事業モデルを確立し成長していった。


これが流れを読み、先取りするという典型だと思います。


この大きな規模で展開できたのは渡辺美樹会長の手腕によるところが多く、誰にでもできることではないでしょう。


ただ、多くの内容では、身の廻り、周辺でできる規模で、中小企業様だからこそできることだと思います。


そんな目で、これからの時代の流れを読んで、事業を見直してはいかがでしょうか。







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