フランク･ロイド･ライトとジョセフ･アイクラー

弊社のデザインは、アメリカ人建築家フランク･ロイド･ライトによるデザインの優美性に感銘を受けたジョセフ･アイクラーの設計思想に基づいたシンプル、モダン、かつドラマティックなデザインをコンセプトにしています。

フランク･ロイド･ライト(Frank Lloyd Wright)は、日本の多くの建築家にも影響を与えている著名な米国人建築家です。日本でもご存じの方は多いと思います。

ライトは1800年代から建築家として台頭し、多くの建築物の設計に携わりました。

日本でも、

・帝国ホテル(現存なし; 正面玄関部分のみ明治村博物館に移築)　　　や

・自由学園明日館(東京都豊島区に現存する国の重要文化財に指定されています。)

などの建築物を手掛けました。 

彼は今から100年以上も前の1880年代後半から多くの作品を残していますが、当初はその奇抜さが時代に受け入れられない時代を経て、やがてプレイリースタイルという彼独自の様式を確立しています。

プレイリースタイル様式とは、

・建物の高さを抑え、

・水平線を強調し、

・部屋同士を完全に区切ることなく、

・一つの空間として緩やかに繋ぐ

などが挙げられます。

大手ハウスメーカーは少なからずフランク･ロイド･ライトの様式を採り入れています。

100年以上も前の様式が現在の建築でもふんだんに採り入れられているのです。

その普遍的なデザインは、今後も人々に好まれるものと思います。

ジョセフ･アイクラー(Joseph Eichler)は米国人建築企業家です。むしろ建築企業家というより不動産企業家と言った方が適切かもしれません。

彼のことをご存じの方は少ないと思います。

彼は、もともと確か鉄鋼エンジニアでした。

アイクラー一家がフランク･ロイド･ライトの設計した賃貸住宅に住んだ時に全てが始まりました。

アイクラーはロイドの設計した住宅の優美性に感銘を受け、モダンな建築に対する思いだけで建築やデザインのビジネスにおいて何の経験もないまま住宅事業を始めた人です。 

モダンでカッコいいロイドの設計する住宅はコストも掛かるものだったため、アイクラーの思想は、その優美性を採り入れながら平均的な米国人家族でも購入することができる建物を提供することでした。

人は何の経験もないままこのビジネスを始めた彼のことを「気狂いだ」、「バカだ」と罵りましたが、市場からは絶大な支持を受け、結果、カリフォルニア州で計11,000棟ものアイクラーホームズを建てたのでした。

＜写真注釈＞

写真上　　

フランク･ロイド･ライトのデザインした落水荘です。
滝の上に建ってます。
少し前にキューピーマヨネーズのコマーシャルで使用されました。

写真下

ジョセフ･アイクラーの住宅開発会社アイクラー･ホームズが建てた建物の代表例です。