つかんだ瞬間に本質から遠ざかる☆

瞑想のとき、呼吸に集中するといいとよくいわれます。

「呼吸に集中する」といっても、どうしたらいいのかよくわからないかもしれませんね。
わたしも、一生懸命呼吸をすることかと思っていたことがありました。

今のわたしは、「呼吸をしている自分を観じる」ということなのかな、と思っています。


瞑想しながら、呼吸を眺めていると、マインドが、

「あ、つかえてる感じ」とか、
「流れてる」とか、
「あたたかい」とか、
「呼吸が浅い」とか、

いろんな言葉で「今」を説明しようしてしまうことに気づくのです。


わたしたちは、その瞬間に、その言葉にとらわれてしまうような気がします。

力強かったり、
とても繊細であったり、
広がりであったり、
沈む感じであったり、


本当は、同じ瞬間に、ほかの要素も無数に存在しているのに、
言葉にとらわれた瞬間、他のこと見えなくなってしまうのです。



人間関係も同じなのかもしれません。

「この人はかわいい」とか、
「この人はがんこだ」とか、
「この人は頭がいい」とか、


そう判断したとたんに、その人のほかの要素はみえなくなって、
本質から遠ざかってしまうように思うのです。


現実だと思ってることもきっとそうなのでしょう。


「裏切られた」とか、
「苦しい」とか、
「悲しい」とか、


見ている現実のほかにも、わたしたちの世界にはいろいろな現実が同時に存在しているのに、
わたしが「裏切られた」と思った瞬間に、わたしが「裏切られた」現実を確定しているだけ。


本当は、「裏切られた」のではなくて、「自由を与えられた」のかもしれないし、
「苦しい」現実のまわりには、たくさんの「しあわせ」の花が咲いているかもしれないのに。



わたしたちの肉体の目は、なにかをとらえた瞬間、その他のものを見えなくしますし、
わたしたちの心も、なにかにとらわれた瞬間に、他のものの存在を忘れます。



わたしは、瞑想のあいだじゅう、
今まで見過ごしてきた無数の現実と、無数の感覚の存在を楽しんだのでした。



わたしたちは、無数の要素を含有しています。
美しく、けなげで、まじめで、頑固で、傷つきやすくて、強くて・・・
それも、全部、ひかりであるわたしたちの要素の一部です。


そして宇宙もまた、ひかりという粒子でできた、無数の要素の集まりです。



それが宇宙とひとつということなのかもしれません。


最後までお読みいただきありがとうございました。
今日もあなたにすてきなことがたくさん起こります☆
感謝をこめて。


*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆　おしらせ　*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆

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