悪いことをすることと悪い人間であることは別です!
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つい先ほど、6歳の娘である花音の怒鳴り声と、1歳9か月の息子である水斗の泣き声が聞こえてきました。
いつもはお互いがケンカしても放っておきます。
というのも、親が力づくで止めに入るとしますよね。
そうすると、気に入らない時は力で押さえつければいいんだ…、ということを自然と覚えていってしまうからです。
子供が思い通りにいかないでイライラしているのを見て感情的に怒ることは、親も同じことをしているのだということに気付かなければなりません。
なので、力づくで止めるようなことはしないのですが、どうやら今回はいつもよりも争いが長そうです。
聴こえてくる話のふしぶしから、花音が手を出した様子が伺いしれます。
じゃあ、お話しを聴いてくるか~と仕事部屋を出て子供の元に行きました。
「何かあったの?」と話しを聴いていると…。
花音が癇癪を起こして物に当たった上に、水斗に手を出してしまったとのこと。
そこで私は次のように言いました。
「花音ちゃんは何も悪くないよ。」
それを聞いて「え?」と驚いたような顔をする花音。
「でも花音ちゃんがやったことは良くない!」
そう言った瞬間、花音の目がウルウルして泣きだしました。
「おいで。」
と泣きやむまで抱っこしていたら、水斗の方から寄ってきて花音に手招きします。
「お姉ちゃんと遊びたいの?」
「ん!」
と大きく頷く水斗。
そうしたら、もう子供は気持ちを切り替えるのも早いもので…。
一緒に仲良く遊んでいました♪
行った行為に善悪はありますが、人には絶対に善悪は無い!
私はそう思うんです。
言葉の使い方一つでもあるのですが、「あなたが悪い!」と言うのと、「あなたのやったことは悪い!」と言うのでは雲泥の差があると思います。
相手を全否定してから話しをされても納得出来ませんよね。
相手を受け入れた上で「ここを直しましょう!」と言えば納得するものです。
「悪い人間」と思うと、何よりも自分の顔が悪くなります。
ところが相手を受け入れた上で「悪いこと」と思う場合には、自分の顔は悪くなっていないものなんですね。
人は悪意を持たれると悪意で返そうとします。
怒りというものを持つと自分の血が濁っていくのは化学でも証明されています。
善意を持つことで何よりも得をするのは自分なんです。
ちゃんと周りが見えていたら、周りの悪が見えたとしても、自分の心まで一緒に濁ってしまうことはありません。
むしろよく見えるけれども、自分の心は明るいままを保てるんですね。
「悪い人間」と思うのか「悪いこと」と思うのか…。
どちらが楽な考え方で自らの得になるのか、もう簡単なことですよね(^_-)-☆
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