「終わった事なんだから」～モラルハラスメント

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モラルハラスメント被害　
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士　
東京よつ葉法務オフィス
モラハラ行政書士のちえぼぅです

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モラハラ夫と離婚した後も、

街中で元夫にそっくりな男性の後ろ姿を見つけた時や

元夫と同年代の男性が電車やバスで乗り合わせた時。

無関係の他人なのに、女性が男性に怒鳴られている

場面に出くわした時。

一瞬にして、

まだモラハラ夫から被害に遭っていた「あの頃」に

戻ってしまったかの様に、

動機がしたり、冷や汗が出たり、その場から動けなく

なってしまったり、

当時の場面を思い出す、夢にまで見るなどの

フラッシュバックに陥ってしまいます。

これは、モラハラ被害に遭った経験のある方なら

深く理解できる状況かと思います。

「苦しい」

「辛い」

「ちょっとしんどいな」

こう感じた時は、やはりその気持ちを

吐き出す事が大切です。

吐き出すだけでかなり楽になれるからです。

ですが反面、周囲からは

「もう終わった事でしょ？」

という、一種圧力の様なものが存在する場合も

あります。

「もう離婚できたんだから、良いじゃない。」

「もう終わった事だから、くよくよしないで。」

「前向きになろうよ。」

と言った、周囲の方の善意の言葉。

相手に悪気は無い事、

むしろ元気付けようとして言ってくれている事、

わかってはいるけれど。。

でも、

その前向きな言葉が苦しい時もあるのですよね。

フラッシュバックに限らず

モラハラ後遺症全般に言える事ですが、

やはり回復には長い時間を必要とします。

たしかに離婚成立した事で、周囲から見ると

「終わった事」と思われるかもしれませんが、

モラハラ被害者の方にとってはまだまだ終りではない。

むしろ離婚してからの方が、

自分自身の取り戻しや自尊感情の取り戻し、

シングルの生活、または母子の生活の立て直し、

そしてモラハラ被害との向き合い方を模索する、

新たなスタートなのですよね。

以前のブログ記事 にも書いた事ですが、

そもそもモラハラ被害に明確な「被害の終り」が

あるのかも、私は疑問です。

この被害は、あなたの被害なのです。

被害が終わった事にするかどうかも、あなたに

決める権利があると思っています。

周囲が「もう忘れなよ」と言うからと言って、

あわてて忘れなくてはならない、なんて事はありません。

ゆっくりゆっくり、

あなたのペースで良いのです。

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