- Style Reformer 小林俊夫
- Style Reformer 『猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」』代表
- 東京都
- ピラティスインストラクター
こんにちわ
昨日はちょっと良い事を書いてしまったので(笑)
今日も引き続き書いてみますね
昨日は『インプット』と『アウトプット』に関することを書きましたが、
今日は『パッケージ化』ということと『思考』というものについて書きたいと思います
1人のどんなに素晴らしいトレーナーさんがいたとしても、
パーソナルでは、一生の内でみれるお客様や患者さん、選手には限りがあります
そうなると、その素晴らしい内容を伝える為には
①お弟子さんを育てる
②セミナーなどで受講生に教える
などの人の育成が考えられますが、これにはやはり時間がかかりますし、
習得できる人もいれば、出来ない人もいるかもしれない訳ですよね
そうすると、自分と全く同じレベルでは出来ないかもしれないけれど
誰がやってもある程度のレベルで効果が出る様に、エクササイズや治療を
『パッケージ化』するということが考えられます
もちろんイレギュラーはいくらかあるけれど
この手順で行えば、まあ8割くらいの方には確実に効果がでますといった
方法をパッケージにしたものですよね
これ自体は、もの凄く素晴らしいことだと思いますし
いわゆる『~メソッド』と言われるものの多くはコレにあたると思います
しかし、気を付けなければいけないことは
学ぶ側が常に『思考のプロセスや背景』を意識し、『なぜ?なんで?』を追及することです
そうしないと、ただの知識の自転車操業になってしまい
『思考』がストップしてしまいます
前回の話と絡めていうと
パッケージ化されたものをタダやるだけでは、
『インプット』 → 『アウトプット』であり
『インプット』 → 『思考』 → 『アウトプット』ではないんですよね
もちろん、学びには段階がありますので
初めの段階では 『インプット』 → 『アウトプット』で良いと思います
素直に学んだことを実践してみる
これも重要なことです!!
しかし、プロとしては、やはり次の段階が大切な訳ですよね
このエクササイズの『パッケージ化』をした側は
ものスッゴイ考えてくださっている訳です
『ココがこうで、こうだから、この順番で・・・・・・・いやでも、こうの方が・・・・・・・』
なんてことを繰り返して、出来上がっている訳ですよね
最も大切なのは、この『思考であり、思考プロセス』なんです
なんでこの順番なんだろうか?先にBをやってからAじゃダメなのかな?とか
『確かにカラダが変わって、結果が出るんだけど、なんでこういった結果が出るんだろう?』
を自分も徹底的に考える訳ですよ
そうしないと『知る』ことは出来ても『理解』は出来ていない
『暗記』はしたけど『理解』が出来ていないと『応用』が効かないし
お客様に『これってなんでこうなんですか?』と聞かれた時に
応えることができない
これは言い方が適切では無いかもしれませんが
これでは『他人の思考で食べさせて頂いている状態』であり、
『プロとして高い価値を提供し、対価を得ている』訳では無いかもしれません
相田みつおさんの詩で
大切なものは目に見えないものが多いといった趣旨のことを書かれた詩が
あるかと思いますが、正にそれだと思います
パッケージ化されたエクササイズは目に見えますが
その裏にある、目に見えない『思考』が大切なんです
そこを徹底的に考える!!
情報が溢れかえるこの世の中において
『知識や情報をインプット』 → 『自分の頭で考えて』 →『高い価値をアウトプット』
この流れが大切なのではないでしょうか?
筋トレやランニングはもちろんですが、皆で脳みそにもたくさんの汗をかいて
より高い価値を社会にアウトプットしていきましょう!!
その先に、笑顔と健康とハピネスが拡がった世界があると想うんですよね
としお
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