高齢者の死亡原因と死亡場所、葬儀費用に付いて - 家計・ライフプラン全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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高齢者の死亡原因と死亡場所、葬儀費用に付いて

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ライフプランと家計 老後の生活費

内閣府の高齢社会白書平成24年をベース資料として、様々な高齢者の現状を紹介しています。
65歳以上の高齢者は元気で活動的なのですが、健康寿命(男性79.64歳、女性86.39歳)がすぎると、殆どの方が100歳までにあの世に旅立ちます。
65歳以上の高齢者の死因別死亡率の推移は下図の通りです。

死亡率(高齢者人口10万人当たり)に対する死亡率の割合)は平成22年において、「悪性新生物(がん)」が967.5と最も高く、次いで「心疾患」576.8、「肺炎」391.2の順です。これら3疾病で高齢者の死因の約6割を占めています。老衰で無くなられる方は154.4と少ないのですが、死亡に至る間際には、直接の原因になった病名が付くのが普通です。
医療保険の募集パンフレットで、がんで死ぬ方が増えてると載っているものがありますが、平成7年以降に大きな変化はありません。

高齢者の死因別

高齢者の死亡場所は1951年では、自宅で有る場合が82.5%でしたが、徐々に病院での死亡が多くなり、1976年には並び、以降病院での死亡は増加し。2010年には77.9%が病院で死亡し、自宅での死亡は12.6%に低下しています。

高齢者の死亡場所

現在では、病院で無くなった場合には、葬儀社が引き取り斎場に移動、お骨になって家に帰るケースが多くなっています。自宅で無くなった場合でも、自宅で葬儀を行うケースは少なく、葬儀会場に移送して葬儀後ご自宅に帰るケースも多くなりました。

よく、葬式の費用のために生命保険に加入している方がいらっしゃいますが、葬儀費用は概ね200万円有れば十分間に合います。現在では、家族葬が主流になりましたから、葬儀の参列者も少なく、費用は低下しています。従いまして、ご自身の貯蓄で済む例が多く、もし心配であれば、それ用の貯金をされるようお勧めします。余計コストもかからず、他の出費があった際には流用できます。
月に5,000円の積み建てで、利息分を含まずに5年で30万円、10年で60万円の貯蓄ができます。70歳から始めても、男性の余命は15.1年、女性は19.61年有りますから、貯金で間に合うと思われます。

ちなみに東京都調査から葬儀の費用を掲載します。平成13年の調査報告ですので、現在は当時よりも会葬者も少なく、友人の葬儀コンサルタントの情報では、総額は減少しているとの事でした。

葬儀費用前回比較

都民が負担した葬儀費用2002

もし、個人から葬儀について意向をお伺いしていない場合は下記を参考としてください。
葬儀と納骨以降

葬式行ってほしくない。家族だけで埋葬してほしいとの方が50%以上いらっしゃいます。
また、お金をかけても人並みに、立派な葬式をしてほしいと望む方は少数派です。


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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/
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