理想は「そこに住んでいる家族が思い浮かぶ家」 - 新築住宅・注文住宅 - 専門家プロファイル

中郷 洋次
JIHLAVA & Co. イフラヴァ 
兵庫県
建築家
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理想は「そこに住んでいる家族が思い浮かぶ家」

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注文住宅は施主の希望でつくるものだが、施主は建築の専門家ではない。

では、施主は条件を語るだけなのか。こんな疑問に対して、中郷氏は

「建築家の仕事は、施主の個性を住宅に反映させることにある」と語る。

目指すのは、家族の姿が思い浮かぶような家だ。

 

──2007年の設立からずっと芦屋で活動されていますね。

神戸大学で建築学を学んでいたとき、阪神大震災が起きて、私も被災しました。

そのときの想いを忘れないためにも、創業から芦屋にオフィスを構えています。

災害の悲惨さを忘れず、安全で、長く残る建物をつくっていこうとの想いからです。

 

──そんな想いを踏まえて今、目指している家の姿というと、どういったものですか。

ひとことで言うなら「そこに住んでいる家族が思い浮かぶ家」ですね。

たとえば、通りがかった人が建物を見て

「こんな家族が住んでいるのかな」と想像できるような。

住んでいる人の内面や人格、そして家族全体の思い入れなどが、

外からも感じられるような家をつくりたいと、いつも考えています。

 

──施主の気持ちが大事だということでしょうか。

会社は社長以上にはならない、とよく言われるように、

家も施主以上にはならないものです。

だから、

施主も施主として家づくりの中でステージを登っていってもらうことが大切です。

打ち合わせでは、まず、表面的な言葉だけではなく、

時間をかけながら心の声を聞き、

本当に住み手が欲しいものを探っていく。そして、何のために家を建てるのか、

家族がどういう暮らしをするための家なのかまで、施主さんと一緒に考えていく。

その上で、つかめてきた家族の個性に、

ロケーションや土地の特性といった敷地の魅力を掛け合わせ、

プランを作るわけです。

 

──打ち合わせで気をつけていることはありますか。

こちらとしては要望を100%受け止めた上で、

デザイン性、機能性ともに最高だと思うプランを作って

提案するのですが、施主と話し合うと、それがいとも簡単に崩れることがよくあります。

しかし、それも住宅というものの面白さだと思っています。

他人から見れば少し使いにくかったりしても、

家族が気に入っているものが一番、ということもあるのです。

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