質問:
「FSHが高く、排卵誘発にも全く反応しません。ピルを飲まないと生理も来ません。
鍼灸ではこのような症状に対応可能なのでしょうか? 」
答え:
西洋医学は科学に基づいた医学です。ということは、科学的な検査(血液検査、MRI、X線)で異常がなければ治療のしようがありません。
裏をかえせば、運良く(?)異常が見つかれば治療ができるということです。見つかった異常に対して治療をしていくことを対症療法と呼びます。
FSHが高いなら→FSHを下げるホルモン療法、
黄体機能不全なら→黄体ホルモンの補充、
排卵していないなら→ 排卵誘発剤というように。
しかし、なぜFSHが高いのか?なぜ黄体機能不全なのか?なぜ排卵しないのか?その根本の問題まで考慮し、問題のない体にする方法はないのが現状です。というのは、そのような異常を起こす因子は複雑に重なっているので、原因を科学的に特定するのは不可能だからです。
一方、東洋医学では、症状によって治療を変えるというより、体質によって治療を変えていきます。なぜFSHが高いのか?なぜ黄体機能不全なのか?なぜ排卵しないのか?その原因は、一見卵巣と関係のないところにあることも多いのです。
東洋医学、鍼灸治療では、良質な卵が作れない原因となっているものを取り除いたり、改善したりすることが可能ですので不妊治療を専門としている鍼灸院へ是非一度ご相談されてみてはいかがでしょうか?
アキュラ鍼灸院 ファティリティーウェルネス
院長 徐 大兼
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