アスレティックトレーナーは、本当は何をするの? - マッサージ・手技療法全般 - 専門家プロファイル

曽我 武史
TKC BODY DESIGN アスレティックトレーナー(鍼灸マッサージ師)
東京都
あん摩マッサージ指圧師

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(カイロプラクター 博士(健康科学))

閲覧数順 2017年02月27日更新

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アスレティックトレーナーは、本当は何をするの?

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アスレティックトレーナーは、何をする人のことをいうの?


まだまだ正しく世には知られていないと思いますので私なりの解釈で書いてみます。


アスレティックトレーナーという職業は、日本ではまだ30年くらいの歴史だと思います。

私が志してからかれこれ20数年ですので、今50歳代くらいの方々が当時スポーツ医学を競技選手に向けてサポートし始めたと思われます。


しかし、日本の場合は、アメリカとはちょっと違うことが求められていたように思います。

予防というよりは、出た痛み、ケガした痛みを取ることが求められていたように思います。

まだアメリカで勉強してきたトレーナーは今ほど多くもなく、日本独自のトレーナー活動が産まれていたのかもしれません。


トレーナー(ここではアスレティックトレーナーを指しています)の役割は、以下のの通りです。


1)アスリートを取り巻く環境において医科学の部分を連携(共有)すること

(コーチと選手、医者と選手、スタッフと選手、時には親御さんと選手)の間に入って全体がうまく回るようにコーディネートすること


2)ケガの対応

スポーツをしていれば、ケガも起きます。

障害(傷害)やその対応についても精通していなくてはいけません。

この時、大事なことは起きたケガの応急処置から機能評価、医療機関との連携までを行うことが理想的です。

簡単に云えば、ケガしても競技復帰するとこまで徹底的にサポートすることです。

全てを担当することとは違います。


3)復帰までのサポート

ケガをしてしまった後は、応急処置から競技復帰する為のリハビリまでをサポートしなくてはいけません。

これは、もっとも重要な役割となります。プロスポーツなど専門分野で活動するトレーナーは、この役割が大きくなります。

※このとき、専門的な資格があれば、治療をすることもあります。無い場合は連携することになります。

日本の場合、医療資格をもっているかどうかが問われることが良くあります。


4)予防

ケガをしなければチーム(個人)としては、勝負に勝つための練習に邁進し集中することできます。

その為に予防策(ウォーミングアップやクールダウン、日々のトレーニング)が重要となります。


日本の場合は、2)、3)特に治療的な業務とリハビリが主な認識となっています。


1)、4)は、継続的にチーム(個人)サポートをしていると要求されることがあると思います。

本来は、ケガをさせないように予防策をすることが第一となっていなくてはいけませんが、なかなかここに資金(トレーナーを雇うお金)がありません。ですので起きてしまってから対応すると云う事が多くなっていると思われます。


しかし、治療資格があれば、なんでも対応できるのかというとこれがなかなか難しいのが本当のところでしょうか。


理屈(理論上)では、つじつまがあっても実際に選手が訴える感覚を正確に読み取って処置できるようになるには知識と経験が必要となります。


この経験する期間が非常に重要となります。


いまどきではないかもしれませんが、修業のような期間が必要な気がします。


これをどこで、経験するかがその後のトレーナー活動にも大きく影響しているように最近は思うようになりました。


理由は、非常に簡単です。


知識だけでは対応できない事ばかりで、実際に一番重要とされているのはトレーナーのパーソナリティとなります。


これは言葉を変えるとコミュニケーション能力とも云えます。


これができないと知識も経験も役に立ちません。


多くのトレーナーが現場に残れない理由に、こんなことを耳にします。


現場で意見が合わない。

スタッフの理解がない

選手のレベルが低い

など


いろんな事を理由にしている話を良く聴きます。


本当にそうなのでしょうか?


どんなトレーナーでもある程度勉強していれば、理屈上の正しい事は間違いないと思います。


しかし、現場はその理屈が通らない事があります。


それは、痛いなら休みなさいと医師が云ってもそうはいかないこともあるのがスポーツの世界です。


1)それは、やりたい!という選手の意思がある場合

2)チームにとって欠かすことのできない選手である場合

3)今しかないチャンス(もう二度と来ない今の状況:試合やレギュラーなど)


こういったとき、トレーナーは考えなくてはいけませんs。

選手がやりたいと云ってもできない場合もありますし、努力や専門家のサポートを受ければ実現できることもあります。


大事なことは、今


何がリスクで何ができるのか判断することです。


これを、選手と一緒に考えて行けるかだと私は思います。


多くのトレーナーは、選手がやりたいなら何とかできるように努力を惜しまずやります。


しかし、それが良くない場合もあります。


大事なことは選手と一緒に今置かれている状況にしっかり向き合うことです。


トレーナーだけが前に行きすぎてもいけません。


必ず寄り添い、いつでもバックアップできるような関係を築くことです。

これは一般の方でも同じだと思っています。

痛くても動かないで家にじっとしていることができないことの方がほとんどです。


ですので、私は、痛いなりにできること。をお話ししていています。

その為には、痛みを改善させる治療をしながら元の状態に戻れるように動き方を正しくお伝えするようにしています。

この目線でこれまでやってきています。

できるだけ早く良くなるように・・・


この一点に取り組み続けています。


TKC BODY DESIGN

http://www.tkc-bodydesign.com


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